遺言書のサンプル2、「妻に全て渡す」ための雛形
・子供 長男に全ての財産を渡すための遺言書です。
・本来、他の相続人には遺留分があるので、その分は最低限準備をしなければならないが、すべて渡したくないという思いをそのままの形にしました。
・この遺言があっても、次男から遺留分請求がなされた場合には、その分を支払う必要はあります。
・なお、一定の場合には相続人廃除の手続きも考えられます。遺言書でなされた場合には、遺言執行者が代わって手続きを行います。
遺 言 書 遺言者 未来太郎は、この証書により次の通り遺言する。 第1条 遺言者は遺言者の有する全財産をいずれも遺言者の長男 未来 一郎(昭和○○年○○月○○日生。以下「長男 一郎」という。)に相続させる。 第2条 遺言者は祖先の祭祀を主宰すべき者として、長男 一郎を指定する。 第3条 遺言者はこの遺言の遺言執行者として、次の者を指定する。 住所 東京都中央区中央◯-◯-◯ ◯◯行政書士事務所 行政書士 ◯◯ ◯◯ 生年月日 昭和42年10月10日 2 前項の遺言執行者は、不動産及び預貯金等の解約、払戻しその他この遺言の執行に必要な一切の行為を行う権限を有する。この場合において、必要があるときは、弁護士、その他の専門家にこの遺言の執行に必要な行為の一部を委任することができる。 3 上記遺言執行手続きの報酬として、金30万円を支払うものとする。なお、報酬は千葉花子に遺贈した預貯金から支払うものとする。 (付言) 次男 二郎には、本来平等に財産を相続させたいと思っていたが、たびたび迷惑をかけるような問題をおこしてきた。また、以前問題解決のために、金○○円あげたこともある。よって、これまでのことを考えると、反省をして遺留分も放棄してほしいと思います。 以上 |
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