ブリジストン、石橋幹一郎さんの相続
相続を考える上で、皆さんが気にされることは「相続税」ではないでしょうか。2015年より相続税の基礎控除額の変更があり、これまで相続税と無縁であった世帯でも引っかかってしまう可能性が出てきました。
そんな「相続税」ですが、これまでに一番相続税が多かった相続はなんだろうと思いの方も少なくないとでしょう。日本における相続税の最高額は、公表分で1997年に逝去された世界的タイヤメーカー「ブリヂストン」の2代目社長石橋幹一郎さんの相続で、金額はなんと1,135億円でした。
ではなぜここまで相続税がかかってしまったのか一つずつ紐解いていきます。
相続税額は1位、ただ遺産総額では2位?石橋家の相続
まず、石橋幹一郎さんとは?
1997年にブリヂストンの2代目社長石橋幹一郎さんが77歳で逝去されました。石橋さんは父・正二郎さんが創業したブリヂストンへ25歳で入社し、43歳で社長に就任し、今日の世界的タイヤメーカーへ成長させました。また、スポーツカー「スカイライン」を生んだプリンス自動車工業(現日産自動車)の元役員であったなど、近代の自動車産業を発展させた第一人者でもあります。
功績者である石橋さんの遺産総額は1
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