常識知らずと言われたくない!恥をかかないお見舞金の相場とマナー

お見舞金は突然に必要となることが多く、いざ準備しようとしてふと戸惑ったりします。

ひんぱんにお見舞金を渡すシーンがあるわけではありませんが、一応の基準を知っておかないと社会常識を疑われそうですよね。

そもそもどのような時にお見舞いを渡すべきなのか、気になります。

ここでは覚えておいて損しない、一般的なお見舞いの相場や贈る際のマナーについてお伝えしていきましょう。

お見舞金は「大変ですね」という気持ちをこめておくるもの

不幸や災難があった場合に、「大変ですね」という気持ちを込めて贈るのがお見舞金です。災害に見舞われた人に対し、お互いに助け合って生きる社会性の象徴ともいえるものでしょう。

お見舞金の種類には災害見舞いと病気見舞いがある

個人的な関わりで考えられるのは、火事などでの「災害見舞い」か、手術・ケガ・入院などへの「病気見舞い」です。

お見舞いの袋には「のし無し」の「結びきり」を使う

裸のお札を差し出す人はいないでしょうが、お見舞い用の封筒についてはあまり知られていないようです。お見舞いには「のし無し」の「結びきり」を使います。

「熨斗(のし)」には“お喜びが長く続く”ようにとの意味があります。また、蝶結びは何度でも喜びをくり返せるように、結び直しができることを表しています。

「のし付き・蝶結び」はお祝い事にのみ使用する袋であって、お見舞いにはふさわしくありません。

とはいえ、もちろん不祝儀袋はNGです。手元になければ、白い上質紙の無地封筒でも良いでしょう。

個人的なお見舞い金を渡すかどうかは相手との関係性で決める

個人的なお見舞金は、相手との関係性によって考えれば良いでしょう。あまり親しくない相手から頂いて、負担に思う人もいます。

家族や親せき、ごく親しい友人・知人、ご近所などまでが個人でお見舞いする範囲として考えられます。

仕事関係のお見舞金を渡すかは周囲と相談して決める

仕事関連では、個人か会社のどちらで出すのかを周囲と相談しておくと、トラブルになりません。

職場内では、グループ単位でまとめると良さそうです。

お見舞金を渡す場合にはタイミングも考える

災害に見舞われた時には、お金よりも先に物品が必要な場合もあります。生活が落ち着いた頃に、お見舞金を贈る気配りが大切です。

病気見舞いも病状によっては、病室を訪ねるのは控えた方が良いこともあります。本人の容態が落ち着いてからか、家族に手渡すのが常識です。

お見舞金の相場っていくらくらい?

災害時には目上に対して現金でも失礼にならない

「目上の方に対してこんな少額は失礼?」と考える人もあるかもしれません。が、危急の場合には、例えわずかでもありがたく感じるものです。

生活の再建に役立ててもらうという意味を込めて、無理のない範囲で贈りましょう。家屋や日常品を失っている場合には、何か必要なものがないかを尋ねて、一緒に贈るのも喜ばれます。

入院見舞いについては、上司に現金は失礼という見方もあります。

ギフトカードや商品券、本好きなことを知っているのであれば、図書カードも喜ばれます。

儀礼的ではなく、本当に役立つものが何かを考えれば、相手にとって邪魔にはなりません

当事者との関係と見舞金相場

関係

災害見舞

病気見舞

親・兄弟

2~3万円

5

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