menu

相続の専門家を検索

遺産相続の相談を誰にするかのまとめ

相続の相談は誰にすればいいのでしょうか?

遺産相続の準備 2016年4月18日 閲覧数:760

あなたが遺産相続について、考えなければならなくなったとき、どうされますか?ご自身で書籍を読んだり、インターネットで調べて情報を集めることから始める方が多いでしょう。それでも良く分からなかったり、実際の手続きは自分でやるのは面倒だったりするものです。そんなときは専門家に相談しましょう。

この記事では、こんな問題の場合には誰に相談すればよいのか?どの専門家がどのような相談をしてくれているのか?をまとめました。是非参考にしてください。

相続の事件は増加する傾向にある

以下の数字は、各年度ごとに家庭裁判所での裁判等が終わった数です。

  • 平成12年:8,889件
  • 平成13年:9,004件
  • 平成14年:9,148件
  • 平成15年:9,186件
  • 平成16年:9,286件​
  • 平成17年:9,581件
  • 平成18年:10,112件
  • 平成19年:9,800件
  • 平成20年:10,202件
  • 平成21年:10,741件
  • 平成22年:10,849件
  • 平成23年:10,793件
  • 平成24年:11,737件
  • 平成25年:12,263件
  • 平成26年:12,577件

この数字を見ておわかりいただける通り、遺産分割を巡るトラブルは確実に増加の一歩を歩んでいます。

そしてこれらトラブルの約7割が、遺産が5,000万円以下の相続に関するトラブルであるというデータもあります。

つまり、遺産相続のトラブルは遺産額の少ない人ほど増加傾向にあるといえるのです。

いわゆる団塊の世代やその子らの世代の方の相続準備や、実際に亡くなった場合の相続手続きが発生する頃には、遺産相続を巡るトラブルはもっと増えるでしょう。

その際に、どのような問題を誰に相談すればよいのかを以下検討をします。

状況別・やりたいこと別の相談すべき専門家一覧

遺産相続は状況・やりたいことによって相談する専門家を選びましょう。

遺言書を作成したい場合の相談先

遺言書の作成を考えている場合の相談先は誰でしょうか?

相談に対応をしてくれる士業としては、弁護士・司法書士・行政書士が考えられます。

最初の身近な相談手続きとしては、行政書士の先生に相談するのが良いでしょう。

不動産の問題が絡むときには司法書士の先生に相談することがよいでしょう。

会社の承継の問題や、トラブルが予想されるような場合には弁護士の先生に相談しておくべきでしょう。

遺言書を無効にしたい場合の相談先

遺言書が有効なのかどうかは、高度は法的知識が要求されます。

相談料はかかりますが最初から弁護士の先生に相談することをお勧めします。

遺産相続対策をしたい場合の相談先

遺産相続対策…と一口にいっても様々な対策が考えられます。

遺産相続で親族がもめないようにしたい場合には、前述の通り遺言書の作成が必要です。遺産相続がスムーズにいくように遺言執行者にも専門家に対応してもらうことが重要です。この場合も弁護士・司法書士・行政書士が対応してくれます。

相続税の対策をしたい場合には、お金の問題のプロフェッショナルであるファイナンシャルプランナーや、節税対策のスキームをいっしょに考えてくれる不動産コンサルタント、税金のお話なので税理士が挙げられます。

遺産相続の手続きの相談したい場合の相談先

遺産分割協議書の作成や、銀行の解約、土地・建物の名義変更の相談先はどこになるのでしょうか?

基本的にはまずは行政書士に相談をすればほとんどの手続きはできますが、土地・建物の名義変更手続きについては司法書士や弁護士の先生が相談にのってくれるでしょう。

相続放棄の手続きを相談したい場合の相談先

相続放棄の書類の作成や手続きの代行の相談先はどこになるのでしょうか?

相続放棄の書類の作成や手続きの代行の相談先は家庭裁判所への書類の提出がメインになるので、司法書士や弁護士が相談にのってくれるでしょう。

遺産分割の話し合いがまとまらない時の相談先

その状況によりますが、被相続人と話をしていた税理士がいれば相続の意向について確認しているためアドバイスしてくれます。

うまくまとまらない場合には紛争になってしまう前に専門家に相談をしましょう。遺産分割協議書の作成代行のコンサルティングとして、行政書士や司法書士に依頼する事も可能です。

まとまらない状態で代理をしてほしい場合には弁護士の先生に相談する必要があります。

遺産分割がどのような状態にあるかによって相談先も変わってきますが、まずは無料で相談できるような場所に相談をして(当社でも無料相談を受け付けています)、必要に応じて専門家を紹介してもらうことも重要です。

相続税を算出したい場合の相談先

これは税理士の役目になります。

書類作成・税務相談は税理士でなければならないと法律で決められています。

生前贈与の相談をしたい場合

こちらも贈与税の申告書類を作成すべき場合には税理士の役目になります。

遺留分の請求をしたい場合の相談先

遺留分が発生するような場合には、相手方との交渉をする事になります。

この場合1年という非常に短い時効があることから、まずは配達証明つき内容証明郵便を出すべきことになります。

交渉を自分でやる場合でも書類は専門家に任せたいというのであれば行政書士に内容証明の相談ということですることもできます。

交渉を代行したいという場合には、交渉は弁護士の先生に相談することになります。

その他の場合の相談先

  • 自宅を建て直す場合はハウスーカー
  • 事業用マンションを探す場合は不動産屋
  • 借入をする場合は銀行
  • 生命保険を見直したい場合は保険代理店等々

 

相続についての専門家の仕事内容

税理士

その名の通り、税務に関するプロです。
税務書類の作成、税務相談のほか、会計帳簿の作成、税務書類をつくる会計業務も行います。
遺産相続に関して税理士に依頼するタイミングと内容は以下の通りです。

  • 相続前  対策の検討と実行
  • 相続開始時  相続財産の内容、相続税の支払う必要の有無、納税額の算出等
  • 遺産分割協議時 遺産分割に必要な書類の作成、遺産分割協議書の作成等
  • 相続税申告 相続税の計算と申告書の作成等
  • 相続税納付 延納や物納の検討等
  • 税務調査 税務調査が入った際の立ち合い、調査官の応対等

税理士には早い時期から相談をしておく事がポイントです。
可能であれば遺産相続が発生する前から相談することがベストです。
そして税理士には得意とする分野があることも注意が必要になります。
例えば、起業専門の税理士に相続について相談をするのは、内科医に外科の手術を頼むようなもの、とたとえられる程です。

弁護士

言わずと知れた法律のプロです。
社会のあらゆる面での法律問題について対応できますが、弁護士にもやはり専門分野が大きく分かれます。
遺産相続において弁護士に相談をする場面は以下の通りです。

  • 遺言書の作成と執行  法的に複雑な遺言書の作成、遺言書の執行等
  • 相続に伴うトラブルの解決 トラブル相手との交渉の代理人、裁判の弁護人等

   (遺産分割協議の作成、寄与分・遺留分の取り返し、遺言無効確認訴訟等)

相続は争続と表現されるように、トラブル事例がたくさん報告されています。
そのトラブルの際、代理人となって交渉をしてくれるのが弁護士となります。

司法書士

登記手続きを行うプロです。
相続において大きな財産は不動産になるケースが多く、名義等の変更する際には登記に必要な書類の作成や申請手続きの代行を依頼します。
登記の手続きは自分で調べ役所に届けるのは知識と時間と手間がかかります。
登記手続きのプロに任せるのがおすすめです。

行政書士

権利義務関係の書類作成のプロです。
遺言書の作成も行政書士が担当することが法律上可能です。
また、遺産分割協議書や相続関係図など相続にかかわる書類も作成できます。
さらに、相続手続きを進める上で必要となる戸籍(除籍)謄本取寄も行政書士ができる業務の一つです。

不動産鑑定士

その名の通り、不動産の定期性な価格を査定するプロ。
相続時には不動産の価格評価が大きな問題となるケースがあります。
不動産鑑定士に依頼をすれば適正な価格の算出し評価をしてくれます。
これにより財産を公へ人分配することでトラブルを回避することも可能です。
また、相続税を計算する税理士も不動産の評価のプロではありません。
不動産鑑定士のアドバイスを受けたりするケースもあります。
さらに、払い過ぎた相続税を不動産鑑定士が見直して還付するというケースも最近増えているようです。

ファイナンシャルプランナー(FP)

あまり日本では独立したFPはなじみがありませんが、米国では確固とした地位をもつお金のプロです。
一般には家計のやりくりや保険等について詳しいイメージですが、相続対策等について詳しいFPも増えてきています。
契約形態、手数料等は様々ですが、実際に家にかかわるお金について漠然と不安があり相談をしたい場合はFPに相談するのも一案かもしれません。

相談する場合の費用のまとめ

専門家に相談する場合には費用はいくらくらいかかるのでしょうか。

相続の相談には通常は1時間程度の相談時間が必要になります。その場合にどれくらいの費用になるのでしょうか?

専門家に相談をする場合の費用

おおまかな費用ですが、30分5,000円(税別)というところが多いようです。

上記の通り通常相談に1時間程度はかかるので、10,000円(税別)くらいは検討しておいたほうがよいでしょう。

ただし最近では、相談無料の先生や、初回1時間までなら相談無料という先生も非常に多くなりました。

このホームページの専門家一覧ではホームページで相談料について載せていらっしゃる先生も多数いますので事前に確認をしてみてください。

専門家に遺産相続の相談をする際に準備すべきこと

遺産相続にまつわる相談を専門家にする時にはどんな準備をすればいいでしょうか?

手続き全般的に必須となる相談事項は?

どのような手続きでも必ず問題になってくるのは法定相続人は誰か?ということです。一から説明することがないように簡単な図にして持っていくとよいでしょう。

参考に相続関係説明図というものがあるので、それを参考にしてみてください。

遺言書を作成する場合の相談の準備

どのような資産があるのか?ということと、どのような希望があるのか?(ex.家と土地は長男に譲りたい)という事をまとめておきましょう。

前述した相続関係説明図をもとに、財産を一覧にしておいて、どのような希望があるかを書き出しておくとよいでしょう。

遺言書を無効にする場合の相談の準備

遺言書の内容がどのようなものだったのか?ということ、できれば遺言書の写しを手に入れましょう。

遺言書が無効であると主張する理由が、認知症等で遺言をする能力がなかったと主張したい場合には、かかっていた病院のカルテ等を手に入れて持っていくことも重要です。

遺産相続対策を相談する場合の準備

どのような資産があるのか?ということと、どのような希望があるのか?ということをこちらでもまとめておきましょう。

特に税金対策で土地の活用を考えていらっしゃるような場合には、どのような土地なのか?(広さ、交通の便、等の立地)を伝えられるといいでしょう。

遺産相続の手続きの相談をする場合の準備

相続をした遺産にはどのようなものがあるのか?相続人どうしでどのように話し合いをしたのか?などをまとめておくとよいでしょう。

まだ話し合いが始まっていない場合や、まとまっていない場合には、どのような希望があるかをしっかりまとめておくとよいでしょう。

相続放棄の手続きを相談をする場合の準備

相続が発生したのがいつなのかがわかれば大丈夫でしょう。

なお、借金が「あるかもしれない…」というような場合には限定承認という手続きを促される場合もあります。

その場合には、どのような遺産があるのかもまとめておくべきでしょう。

遺産分割の話し合いがまとまらない時の相談をする場合の準備

どのような遺産があって、どこまでの話し合いがされていて、どの点でつまづいているのか、どのような希望があるのか?という事をまとめておきましょう。

遺産分割においては、一方的に遺産分割協議書が送られてきたり、実印や印鑑証明を求めてきたりしてトラブルになるケースもあります。

相続税の相談の準備

どのような遺産があって、遺産分割協議の状況を説明できるようにしておきましょう。

また土地がある場合には、固定資産税の納税通知書をもっていくと便利です。

生前贈与の相談の準備

どのような資産があって、どのような生前贈与をしたいか?ということを説明できるようにしておきましょう。

また、それまでに生前贈与をした場合には、どのような贈与をいままでに行ったかも説明できるようにしておきましょう。

遺留分の請求をしたい場合の相談の準備

遺産の内容とどのような遺言がされたかの内容(できれば遺言書の写し)、受遺者はだれなのか?遺贈されたものを返してもらいたいのか、現金で解決したいのか?ということを整理して相談をするとよいでしょう。

弁護士に相談したい場合の費用について安くする方法を知る

弁護士に法律相談をしたい場合で、費用の捻出が難しい場合には、法テラスを経由して相談すれば無料での相談をすることができます。

その他の士業に無料相談をする場合には

司法書士や税理士、行政書士という専門家は司法書士会や税理士会、行政書士会という組織に所属しています。

それぞれの会では、無料相談を行っていることがありますので、それを利用するのも手です。

詳しくはお近くの専門家が所属している会に相談をしてみてください。

頼りになる専門家かどうかを見極めるポイント

ホームページ等がきれいで、情報豊富であったとしても、本当にその弁護士・司法書士・税理士・行政書士等の専門家が頼りになるかは別問題です。

ですので、頼りになる専門家かどうかを依頼時に見極めるポイントを挙げてみました。

1.依頼者の話をよく聞くかどうか

相続で問題が発生して、相続の相談にいくにあたっては、まずは依頼者であるあなたの話をよく聞くかどうかを慎重に検討しましょう。

事実関係のみ聴取して一方的に法律論をまくしたてておしまい…というのでは信頼は置けません。

きちんとした事実関係の把握と、依頼者の希望はどのようなものか、という事の意思疎通をしてくれる先生は依頼者の話をよく聞いてくれる先生であるといえるでしょう。

2.報酬が明確であるか

相続に限らず、ある分野に強みのある専門家は、その分野についてたくさんの依頼を受けているので、報酬も明確にしていることが多いです。

報酬についてすぐに返答ができる先生かどうか確認をしてみましょう。

まとめ

このページでは、遺産相続手続きの相談先と専門家の種類、相談の方法についてまとめました。

本サイト『オール相続』では、相続に強い専門家の先生を検索できます。

ご近所の専門家を探して、電話・メールで相談してみましょう。
問い合わせをするときは、『オール相続』のサイトを見た、とお伝えいただければわかりやすいです。

この記事について
オール相続の最新情報をお届けします。

マニュアル・手続き書類ひな形、無料プレゼント中!

オール相続では、相続・終活の手続き方法や重要なポイントについて解説した冊子を無料配布しています。

「誰がいくらもらえる? 」「相続税はいくらから?」「手続きのスケジュールは?」

また、自分でも手続きができるように各種書類のテンプレート・ひな形をマイページから無料でダウンロードできます。

オール相続のメルマガに登録!

相続・資産に関するお得な情報や、限定セミナーのご招待などをお届けします。

メールアドレスは abc@example.jp の形式で入力してください

「遺産相続の準備」に関する他の記事

「遺産相続の準備」に関する相談Q&A

ページトップへ

Copyright © 2015 All Partners Inc. All Rights Reserved.