生活習慣病になる食事、予防する食事

生活習慣病の要因においてかなりのウェイトを占めるのが食習慣であると同時に、「医食同源」という言葉がある通り、食事によって生活習慣病を予防することもできます。健康を考えた食生活をしていくことが病気を予防する最大の秘訣です。

生活習慣病を招く食生活

生活習慣病を招いてしまう食生活は、外食やジャンクフードが中心になっていたり、高コレステロールの食材や高カロリーの食事、塩分や糖分が高い食生活を続けていると、気づかないところで徐々に体に蓄積されていきます。

コレステロールの高い食事は、肝臓で処理しきれなくなってしまい、余剰な栄養分となって血液の中に溶け込み、血中コレステロールとなります。血中コレステロールが常在的に高くなると、血管の内壁にプラークとなり付着します。血管にプラークが付着すると、動脈硬化を招き血管は柔軟さを失い硬化してしまいます。この現象を動脈硬化といい、血液が通る道が狭くなるため、心臓は血液を送る力を強くしなければならなくなります。それが高血圧となり血管や心臓に負担をかけ始めます。血栓もできやすい状態となり、肺血栓や心筋梗塞、脳梗塞など命に係わる病気を招いてしまいます。

塩分の高い食品は、ダイレクトに血圧を高めてしまうため、取りすぎは健康被害へのリスクが高まります。

糖分の高い食品は、糖尿病の引き金となります。生活習慣病を予防するためには日々の食事に含まれている栄養成分やカロリー、添加物といったことにも注意が必要です。

生活習慣病を予防できる食事

生活習慣病は、食生活に気を付けるだけで多くの病気を予防できます。

脂肪分や脂質の多い食事メニューは避け、日本人の本来の食事習慣である和食メニューに変えるだけでも効果があります。例えば、「鯖の味噌煮」や「秋刀魚の塩焼き」であれば、青魚と味噌や醤油といった発酵食品を一緒に摂取することができ、「ワカメと豆腐の味噌汁」であれば、ミネラル豊富な海藻類と発酵食品を同時に摂取することができます。サバやサンマなどの青魚には、血液をサラサラにする働きがあるエイコサペンタエン酸(EPA)や、脳や神経組織の健康維持や血中の中性脂肪を減らす作用を持っているドコサヘキサエン酸(DHA)が豊富に含まれています。EPAは血栓予防や抗炎症作用、高血圧予防など多くの生活習慣病の要素に対して予防する効果を持っています。

欧米人と日本人では消化酵素に違いがあり、日本人の体にはチーズやヨーグルトのような発酵食品より、豆腐や納豆などの発酵食品のほうが効率よく消化吸収できます。青野菜や根野菜を中心とした和食メニューは、抗酸化作用が高く、アンチエイジング効果や免疫力システムを強化させます。緑茶には、風邪の予防や悪性新生物(癌)の発生を抑制する働きがあります。日本人にとって生活習慣病を予防できる食事とは、魚や野菜を主体とした和食メニューに戻すことにあるといえます。

生活習慣病を予防するために

生活習慣病は一度患ってしまうと治療がとても難しくなる病気で、予防を行う事が体への負担も軽く、健康的な人生を送るための秘訣になります。体に良いと言われる食べ物だけを取るのではなく、栄養のバランスが取れている食事を続けることが重要です。

味付けは塩分が濃くならないようにし、サラダなどを食べる時は脂肪分や糖分などが多く含まれているドレッシングは控えるようにしていくことも大切です。毎食ごとの塩分量や栄養成分に興味を持ち、基礎代謝を含めた一日の消費カロリーと、摂取カロリーをチェックし、バランスの取れた食事を「腹八分目」を目安に摂取します。定期的に血圧を測定したり、体脂肪率をチェックするなど健康に対する意識改革と実践で生活習慣病は予防できます。生活習慣病は生命への危険リスクが高い病気に派生することが多々あるので、出来る限り早い段階で食生活と生活習慣を見直して改善していくことが大切です。

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