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食道がんの手術はどのような方式があるの

介護・医療 2015年6月29日 閲覧数:73

食道は、喉と胃の間をつなぐ管状の臓器です。構造は単純ですが、上部は気管と背骨の間を通り、下部は心臓や肺などの主要な臓器に囲まれています。発声や飲み込みに関する神経なども集まっています。そのため、手術は長時間かかることが多く、癌の進行度や患者の体力を考え合わせて手術は行われます。

早期の食道がんでは内視鏡を用いた手術も

ごく初期に見つかった食道がんでは、口から内視鏡を入れて癌を切除する方式が用いられることもあります。自覚症状がないまま、健康診断や人間ドックの内視鏡検査などで見つかった場合や、食事の際に胸の辺りが沁みる感じがして受診したというようなケースです。そのような場合には、癌が食道の粘膜内に留まっていることもあります。

癌が粘膜内に留まっており、周囲のリンパ節への転移が見られない時には、内視鏡を用いた手術が行われます。粘膜内の癌を内視鏡で見ながら、食道の内側から切り取っていきます。ただし、食道がんは、早期からリンパ節転移が見られることが多く、粘膜に癌が留まっているように見えても、癌が粘膜の下層に浸潤を始めた段階でリンパ節転移の可能性が出てくると言われています。

そのため、粘膜下層に浸潤が始まっていたら、内視鏡を用いるかどうかは、様子を見ながら判断することになります。粘膜内に癌が留まっていても、粘膜下層に深く浸潤している場合、周囲のリンパ節に転移している可能性は50%とされています。そのため、粘膜下層に深く浸潤している場合には、進行した癌の治療に準じた方式が選択されます。

ある程度進行した食道がんでは食道を切除して食物の通り道を再建

胸に食べ物がつかえた感じがする、喉の通りが悪いといった症状が現れてから手術する場合には、癌がある程度大きくなっていますので、胸や腹部を開いて食道を切除し、胃を喉まで持ち上げて食物の通り道を再建する方式を採用します。

食道は、頸部・胸部・腹部の3箇所に渡っており、どの部位に癌が発生したかによってリンパ節への転移状況も変わってきます。癌が発生した箇所によって、広範囲にリンパ節転移が見られることもあり、リンパ節の郭清が重要になってきます。リンパ節郭清のために広範囲にわたって切開する場合には、患者の体力が手術に耐えられるかということも考え合わせて術式が検討されます。

切開する手術では

切開する手術では、通常7時間ほどかかるとされています。発生部位による術式は、病院ごとに多様なものが行われていますが、多くの病院で採用されている方式は、次のようなものです。

頸部食道がんでは、手術前の化学放射線療法で癌がどれくらい小さくなったかによって、喉頭を温存するか切除するかが決まります。頸部食道がんは、リンパ節転移率が高いと言われていますが、転移する範囲が比較的頸部に限られているため、手術前の化学放射線療法で癌が小さくなっている時には、喉頭温存手術が行われます。

胸部食道がんは、胸部だけでなく、頸部や腹部にもリンパ節転移が見られることが多く、広範囲に及んで十分に郭清する必要があります。胸部の食道は、原則として全て切除します。右側の胸を開きます。開胸を行わず、頸部と腹部を切開して食道を引き抜く方式もあります。ただし、この方式では、食道の周囲のリンパ節を切除できません。

腹部食道がんも、胸部食道がんと同じく右側の胸を開くことがあります。肺機能が低下している患者に対しては、左側を開胸することが多いようです。体への負担が小さくて済むためです。ただし、左側を開胸した場合には、リンパ節を十分に郭清することが難しいとされています。

食道がんも、早期に発見された場合は、口から内視鏡を入れて癌を切除する方式が取られます。ただし、食道がんはリンパ節への転移が見られるのが早く、癌が粘膜に留まっていても、粘膜下層に深く浸潤している時には、開胸や開腹を行います。手術では、食道を切除してリンパ節を郭清し、食べ物の通り道を再建します。開胸・開腹手術では通常7時間ほどかかるため、患者の体力を考え合わせて術式が検討されます。

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