肺がんとは?

肺にできた癌が肺がんです。日本人の男性の癌による死亡原因のトップとも言われている肺がん。患者数は、近年ますます増加しています。肺がんとは、どのような病気なのでしょうか。

肺の作りはどうなっているのか?

肺は、呼吸をするための器官です。酸素を体内に取り込み、体内から二酸化炭素を取り出して口から吐き出す役割を担っているのが、肺です。口から入った空気は、気管を通り、気管支と呼ばれる左右の管に分かれて左右の肺に入っていきます。気管支は、肺の中でさらに細かく枝分かれし、木の枝のように肺の中に広がり、最終的に肺胞という小さな袋にたどり着きます。肺胞で、酸素が血液中に取り込まれ、二酸化炭素が排出されます。肺胞は、成人で2~7億個あると言われています。肺は、肺胞が集まって、柔らかいスポンジのような構造になっています。

気管、気管支、肺胞の一部の細胞が癌化したのが、肺がんです。癌が進行するにつれて、まわりの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパの流れに乗って広がっていきます。

進行が速い小細胞がん

肺がんは、がん細胞の種類によって2つに分けられます。小細胞がんと非小細胞がんです。小細胞がんは、他のがん細胞よりも細胞が小さいことから名付けられたものです。肺がんの約15~20%を占めています。小細胞がんは、肺の入り口に近い太い気管支に発生することが多く、気管支の壁の中を這うように進展します。

小細胞がんは、肺がんの中で最も進行が速いとされています。早い時期からリンパ節や他の臓器への転移が見られます。小細胞がんは、脳、肝臓、副腎、骨などに転移することが多いと言われています。小細胞がんは、ほとんどの場合、進行がんの状態で発見されると言います。ただし、抗がん剤や放射線療法がよく効くという特徴があります。

化学療法や放射線治療の効果が得にくい非小細胞がん

小細胞がんでない肺がんを総称したのが、非小細胞がんです。肺がんの約80~85%を占めます。組織型によって3つに分けられます。扁平上皮がん、腺がん、大細胞がんです。発生しやすい部位、進行速度、罹りやすい人などの点で違いが見られます。扁平上皮がんは、角質を作る性質を持ったがんです。肺門部に発生することが多い非小細胞がんです。患者のほとんどは、喫煙者と言われています。患者の痰の中にがん細胞が見られることもあります。進行は比較的緩やかとされています。

腺がんは、気管支や肺胞などの表面を覆う細胞に似た形や性質を持つがんです。肺の奥の方の肺野部に発生することがほとんどです。初期には症状が出にくいと言われています。腺がんは、フィルター付きのタバコの普及に伴って増加してきたと指摘されています。ただし、喫煙していない人も見られます。女性の肺がんには、腺がんが多いと言われています。進行の速さや治療の効果に個人差が大きいとされる非小細胞がんです。

大細胞がんは、大きな細胞からなるがんです。扁平上皮がんや腺がんの特徴がどこにも見られない場合に、大細胞がんと診断されるようです。発生する部位は、肺野部が多いとされています。がん細胞の増殖が速いことが多く、非小細胞がんに分類されていますが、小細胞がんに似た性質を持っていることもあります。

気管、気管支、肺胞の一部の細胞が癌化したのが肺がんです。肺がんは、がん細胞の種類によって、小細胞がんと非小細胞がんに分類されます。小細胞がんは、腫瘍の発育や転移が速く、肺がんの中で最も進行が速く、ほとんどの場合、進行がんの状態で発見されると言われています。ただし、抗がん剤や放射線療法がよく効くという特徴があります。小細胞がん以外の肺がんは、非小細胞がんと総称されています。扁平上皮がん、腺がん、大細胞がんの3種類があります。発生しやすい部位、進行速度、罹りやすい人などの点で違いが見られますが、いずれも抗がん剤や放射線療法の効果が得られにくいという点で共通しています。

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