肺がんの症状はどのようなものが

肺がんで死亡する人は、年間6万人以上と言われています。男性では、がんによる死亡のうち、4分の1近くが肺がんによるものとの報告もあります。どのような症状が現れたら、肺がんの危険性があるのでしょうか。

肺門型と肺野型で症状の現れ方が違う

肺がんは、がんの腫瘍ができる場所によって、肺門型と肺野型の2つに分けることができます。小細胞がんは肺門型です。非小細胞がんの中では、扁平上皮がんが肺門部に腫瘍ができることが多く、肺門型に分類されます。非小細胞がんに分類される腺がんと大細胞がんは、肺野型です。

肺門型は、気管支の付近に腫瘍ができるがんです。比較的早期に咳や痰といった症状が現れます。ただし、小細胞がんは、転移する速度がきわめて速いため、咳や痰といった症状が出た時には、すでに他の臓器に転移していることもあります。小細胞がんは、進行すると、声がかすれることがあります。

肺野型は、肺の奥の方に腫瘍ができるがんです。自覚症状がほとんど無いとされています。症状が自覚されるようになった時点では、すでにがんが進行していることが少なくありません。進行すると、がんは肺から飛び出し、胸膜に浸潤したり、リンパ節に転移したりします。胸膜に浸潤すると、胸が痛くなります。リンパ節に転移すると、顔や首がむくんだり、息苦しくなったりすることがあります。

カラ咳が1ヶ月以上続いたら要注意

早期の肺がんは、自覚症状がほとんど無いと言われています。ただし、肺門型の肺がんでは、咳がしつこく続くことが多いようです。咳は痰がらみでないのが特徴です。風邪とよく似た症状なので、見逃されることが少なくありませんが、市販の風邪薬を飲んでもなかなか咳が治らないようなら、肺がんを含めた何らかの呼吸器疾患の可能性が高くなります。1ヶ月以上咳が続くようなら、検診を受けた方が良いとされています。肺がんは、胸部レントゲンでの発見が難しいと言われています。家族に肺がんに罹ったことがある人がいたら、健康診断の時にオプションで肺がん検診を受けることが推奨されています。

進行したらどのような症状が現れるのか?

がんが進行すると、咳や痰以外に、食欲減退、むくみ、倦怠感、体重減少などの症状が現れます。しかし、このような症状が現れても、肺がんであることに気づく人は非常に少ないのが現状です。

異変を感じやすいのは、がんが胸膜や胸壁に浸潤した時に見られる症状です。肺がんが進行して胸膜に進展すると、肋骨や筋肉が破壊されて胸に痛みを感じるようになります。咳をした時に痛むことも少なくありません。胸痛で病院を受診するケースは、比較的多いようです。 さらにがんが進行すると、呼吸困難や発熱が見られます。腫瘍が増えて気道が狭くなり、呼吸がしにくくなるのです。胸水が多量に貯留することによっても、呼吸困難になります。腫瘍が壊死することによる感染などが原因で、発熱することもあります。微熱程度のこともあれば、38℃以上の高熱が出ることもあります。

大静脈に浸潤した場合は、顔や首がむくんだり、頭痛やめまいを覚えるようになります。食道付近のリンパ節に転移すると、腫脹を起こし、食べ物が飲み込みにくくなります。

また、肺がんは、体の中心付近の骨に転移しやすいと言われています。肋骨、胸椎、腰椎、骨盤などへの転移がしばしば見られます。骨に転移することで、背中や腰などが激しく痛んだり、神経圧迫で麻痺が生じたり、簡単な動作で骨折したりするようになります。肺がんは、転移による症状で見つかることも多いと言われています。

肺がんは、肺にがんができた状態です。ただし、咳や痰といった症状が必ずしも自覚されるわけではありません。肺門型の肺がんでは、ひどい咳や痰が出ることがありますが、肺の奥にがんができる肺野型では自覚症状がほとんどありません。胸痛や息苦しさ、発熱などの症状が現れた時には、がんが進行しているとされています。

副業、プチ起業、スキルアップにおすすめ!アート・クラフトの講師になれる認定講座

 

世界中で大人気、NYやLAでは「第2のヨガ」と呼ばれる新しいアート・DIYのレッスン方法を学んでみませんか?

副業、プチ起業、スキルアップにおすすめ、講師として教えられるようになる「ペイントインストラクター認定講座」「DIYインストラクター認定講座」の講師が全国で誕生中!

講座の詳細はこちら

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

前の記事

肺がんとは?

次の記事

肺がんの治療方法は?