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物忘れと認知症は何が異なる?具体的な症状の違い。

介護・医療 2015年10月13日 閲覧数:143

団塊の世代が高齢者になって、今後懸念される病気の一つに認知症があります。65歳以上の高齢者の認知症の有病率は5%前後と言われています。認知症は、脳の病気です。「歳をとったら、誰でも呆ける」と言う人がいますが、誰もが認知症に罹るわけではありません。認知症の症状としてよく知られているのは物忘れですが、加齢に伴う自然な物忘れと認知症は、どのような違いがあるのでしょうか。

急激に進行するようなら認知症

記憶力のピークは20代とされています。20代を過ぎると、誰でも記憶力は少しずつ低下していきます。ただし、記憶力以外の判断力や適応力などは、さまざまな経験を積み重ねることで20代以降も伸びていきます。知能全体では、50代頃までは伸び続けると一般に言われています。 多くの人は、60歳頃になると、記憶力に加えて判断力や適応力などに衰えが見られるようになると言われています。新しい状況に適応したり、未知の環境に馴染んで適切な判断を瞬時に下すのが、次第に困難になってきます。 物忘れが次第に多くなってくるのも、60歳を過ぎた頃からです。しかし、加齢に伴う物忘れは、脳の生理的な変化によるものなので、急激に進行することはありません。認知症の場合は、気づいてみたら大きく症状が進行しているということがあります。認知症は、脳の神経細胞の病変が原因だからです。

体験したことを丸ごと忘れるのが認知症

加齢に伴う物忘れでは、体験したことの一部を忘れます。一部なので、周囲の人がヒントを与えると、思い出すことができます。しかし、認知症では、体験したことを丸ごと忘れます。記憶の中からすっぽりと抜け落ちるという表現がしばしば用いられます。 たとえば、週末に家族揃って外出し、映画を観てレストランで食事を摂ったとします。加齢に伴う物忘れでは、映画の題名を忘れたり、食事をしたレストランの名前を忘れたりすることはあるでしょう。しかし、出演していた俳優のことは覚えていたり、メインディシュは覚えていたりします。家族が映画の題名やレストランの店名を言えば、「ああ、そうだった!」と思い出すことができます。認知症では、外出したことをそっくり忘れてしまっていることが少なくありません。映画を観たり、レストランで食事を摂ったりしたこと自体を忘れています。そのため、家族が楽しげに外出した時のことを話していると、疎外感を覚え、怒りっぽくなることもあります。

判断力や理解力の低下も伴っていたら認知症

加齢に伴う物忘れは、判断力や理解力の低下を伴うことはありません。少々物忘れをしても、ヒントを与えられると思い出すため、日常生活に支障をきたすことはありません。物忘れをしたという自覚もあります。 認知症は、脳の神経細胞に異常が生じているので、物忘れと同時に、判断力や理解力の低下も見られます。体験したことを丸ごと忘れるため、ヒントを与えられても、思い出すことができません。物忘れをしているとの自覚もほとんどありません。そのため、不都合な状況に直面すると、自分なりに納得いく話を作り上げます。周囲からは、「つじつま合わせ」「作り話」と受け止められることが少なくありません。しかし、これは、体験そのものを忘れてしまった認知症患者なりの現実への適応方法と見るのが妥当です。

認知症は、物忘れの病気というイメージが強い病気です。記憶障害と見当識障害が、認知症の主な症状です。そのため、記憶力が低下して、物忘れが目につくようになると、「認知症ではないか⁈」と心配する人が少なくありません。加齢に伴う自然な物忘れは、急激に進行することはありません。判断力や理解力にも問題がありません。忘れるのは、体験したことの一部であり、ヒントを与えられると思い出すことができます。認知症では、物忘れが急速に進行することも少なくありません。判断力や理解力の低下も伴います。体験したことを丸ごと忘れるため、日常生活に支障をきたすようになります。

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