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北の湖理事長の相続~相撲部屋はどのように相続されるか?

ニュース・コラム 2015年12月7日 閲覧数:806
2015年11月20日、第55代横綱 北の湖(第15代日本相撲協会理事長 北の湖敏満)さんがお亡くなりになりました。
当日は大相撲九州場所が開かれておりましたが、故人の遺志を尊重して相撲場所はほとんどいつもと変わらない様子で進行されたようです。
北の湖さんのこれまでの功績と、一般には知られていない相撲業界の相続についてご紹介したいと思います。

北の湖理事長(1953-2015)の功績

北の湖敏満(きたのうみ としみつ)さんは北海道出身、本名は「小畑敏満」です。

横綱在位63場所など、歴代1位の記録

第55代横綱 北の湖は数々の功績を残しました。
2015年時点でも、破られていない歴代一位の記録は以下のとおりです。

横綱であった期間 63場所
横綱として買った取り組み 670
横綱として出場数 818

なお、優勝回数は24回で歴代5位、全勝優勝は7回で歴代3位の記録を樹立されています。
 

過去4人しかいない「一代年寄名跡(親方株)」を与えられる

横綱としても非常に目立った活躍・成績を残した力士には一代年寄名跡(いちだいとしよりめいせき)が与えられます。
一代年寄名跡とは、年寄名跡のなかでも特別なもので、その人一代限りしか認められない名跡です。

功績が素晴らしかったということで、この一代年寄名跡が与えられたのは、北の湖を含め、4人しかいません。
一代年寄名跡を与えられた横綱北の湖の功績がいかに突出して素晴らしいものであったかがわかります。
 

年寄名跡(別名は親方株)は相撲部屋を開ける権利

年寄名跡(としよりめいせき)は別名『年寄株』、『親方株』ともいいます。
これは、日本相撲協会に登録されている権利で現在105個しかありません。
この権利があれば、相撲部屋を開くことができます。

北の湖が持っていた一代年寄名跡は北の湖一代限りでしか使用できませんが、引退時の四股名をそのまま部屋名として使える特典があるのです。

北の湖は一般の年寄名跡も同時に持つことが許されていました。
この一般の年寄名跡は次の親方へ承継することができる仕組みになっています。
 

親方株は元々はタダで渡していた

相撲部屋は親方と女将さん夫婦が弟子たちと共同生活を送り、力士として成長していく場所です。

この親方が高齢になって引退するときには、その老後の面倒を見ることを条件に、弟子の一人を後継者として指名して、この年寄名跡を無償で譲り渡していた(承継していた)ようです。
 

親方株の価値は1億7,500万円!?

近年になると、親方と弟子との関係も変化しており、親方の老後の面倒をみることが無くなってきました。

この権利は相撲部屋の経営権と同じようなものですから、現在では経済価値があるものとして水面下で売買されているようです。

過去の判決を見ると、この年寄名跡が1憶7,500万円の価値があると認定された例もあります。
1999年に先代親方(元関脇・羽黒山)が部屋を引き継いだ現親方(元小結・旭豊)に対して裁判を起こし、「相撲界の慣習にのっとって、引き継ぎのお金(親方株の代金)を払うという口頭の合意があった」と認められたそうです。
 

親方株には相続税がかかる?

もし、親方が亡くなって相続となった場合、親方株も親族に相続されるのでしょうか?また、その際に相続税がかかるのでしょうか?

相続税の課税対象は金銭に見積もることができる経済的価値のあるものすべて、です。

しかし、日本相撲協会によると原則は「年寄名跡は売買されるものではなく、代々承継されていくものである」としています。

親方が亡くなれば、おそらく親方株は無償で引き継がれると思われるため、相続・相続税の対象とはならないでしょう。
 

まとめ

日本の国技である大相撲では、力士を目指す若者の減少や相撲部屋の閉鎖などその維持・発展には課題があります。
相撲部屋の承継がスムーズにされていくのが望ましいですね。
 
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