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やしきたかじんさんの遺言「8億円の遺産のうち、6億円を寄付」

ニュース・コラム 2015年12月24日 閲覧数:1254
2014年1月、歌手でタレントのやしきたかじんさんがお亡くなりになりました。
『やっぱ好きやんね』や『悲しい色やね』などのヒット曲があり、テレビ・ラジオでパーソナリティとしても活躍されていました。
『やっぱ好きやんね』はJR大阪環状線の発車ベルに採用されるなど、特に関西圏で人気がありました。
『ナニワの視聴率王』との異名がつくほど、テレビ番組でも人気がありました。

たかじんさんは生前に遺言を残していましたが、『寄付をする』『妻にだけ相続させる』という遺言の内容から、当事者間で争いになっていると報じられています。

この記事では、たかじんさんの遺言から、遺言書における寄付行為と、寄付による相続税の関係を解説いたします。

 

たかじんさんの遺言の内容

合計6億円を寄付する!

たかじんさんの遺言の内容は、遺産のなかから次の3か所へ寄付することが示されています。
(遺言では遺贈(いぞう)する、と書かれています。)
 
  • 母校の桃山学院高等学校へ1億円
  • 一般社団法人『osakaあかるいクラブ』へ2億円
  • 大阪市へ3億円

たかじんさんの財産総額は8億6,000万円とされています。
残りの財産である2億6,000万円はすべて妻のさくらさんへ相続させる、と書いてあります。
 

相続人は妻と子供だが、妻にだけ相続させる

たかじんさんの相続人は妻のさくらさん以外に長女がいます。
遺言では、この長女には一切財産を相続させない、こととなっていました。
さらに、長女に対して『遺留分の権利主張をしないことを望む』と書かれていました。
 

子供が分け方に納得できず、遺留分減殺請求

遺留分とは、法定相続人(ここでは長女のこと)に法的に認められた最低限の財産を受け取れる権利のことです。

たかじんさんのケース場合ですと、子どもである長女は財産 8億6,000万円のうち、1/4相当の2億1,500万円を相続できる権利があります。

長女はこの遺留分をもらう権利を主張する「遺留分減殺請求(いりゅうぶんげんさいせいきゅう)」をしています。
 

寄付をすると相続税がかからない!?

  たかじんさんが遺言に書き残した3つの寄付(遺贈)をした場合、相続税はかかるのでしょうか?
ここでは、相続人である妻か長女が相続された財産を寄付する、という前提で解説いたします。
 

学校法人と大阪市への寄付は相続税はかからない

学校法人と大阪市への寄付をすると相続税はかかりません。
厳密にいうと、寄付をするのは相続人である妻か長女となります。
しかも、寄付は相続税の申告期限までにしなければなりません。
相続税の申告期限は相続があった日から10カ月以内です。
 

一般社団法人への寄付は相続税がかかる

一方、一般社団法人への寄付は相続税がかかります。
相続税がかからない寄付は一定の法人へ寄付する場合にのみ、認められます。
国、地方公共団体、公益法人などへの寄付は相続税がかかりません。
 

まとめ

多額の財産を築き上げて、遺言でそれを寄付することを書き遺すことは素晴らしいことです。
しかし、たかじんさんの遺言にある寄付は遺留分減殺請求の結論が出るまでは実行されません。
これは、寄付する財産を決められないからです。

遺言を書くときは遺留分にも注意をしましょう。
遺留分を侵害してしまうと、せっかくの寄付も実行されないこともあり得ます。
 
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