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本人も家族も納得できる看取りとは?

ニュース・コラム 2016年1月8日 閲覧数:190
命ある者として死は避けがたいものだけれど、納得できる最期を迎えたい。切にそう願うのは、数十年にわたって人生を過ごしてきたすべての人にとって、共通する気持ちではないでしょうか。家族、あるいは大切な人を介護し、看取る立場の人たちも、その思いについては死を迎える本人と変わらないと思います。
では、本人も周囲も満足・納得できる死・看取りとはどんなものでしょう? いわゆる不慮の事故死やポックリ死ではなく、ある程度の期間、病気を患った末に亡くなるケースを想定した上で、看取りの現場で働くある訪問看護師は3つの要因を挙げています。

治療方針に対する把握と理解

それまで行われてきた治療にその人自身が十分納得できているか。本人が自分自身で治療方針を選択し、希望の医療機関で、信頼できる医療者のもと、療養生活を送れたかどうか…ということは非常に重要です。 そこで「こんな病院、こんな医者でなければ…」といった後悔や恨みがましい気持ちが残っていると、十分に納得・満足できる最期を迎えることはできないでしょう。

そのためには患者側も人まかせ・医者まかせ・病院まかせではいられません。主体的に病気に立ち向かい、どう対応するのかを最終的には自分で決めること。そうした意識を持って、普段から自分の心身の健康をコントロールする術を知ること。そのためにはある程度の医療知識を持つことも必要になるでしょう。
 

つらい症状が緩和されている

安らかな気持ちになるために

あまりにも辛い症状、耐えがたい肉体的苦痛に襲われると、人は安らかにも穏やかな気持ちにもなれません。それを緩和するためには医療用麻薬などを上手に使って症状を抑えることが必要です。
 

医療用麻薬の効用

「麻薬」という言葉には抵抗がある人も多いかも知れませんが、特にガンの場合は、これを活用することで、それまでの日常に近い生活を送れることも可能になっています。

悲壮な気持ちで「病気と闘う」よりも、やわらかな気持ちを持って「病気と付き合う」治療が主流になりつついあります。
 

家族やケアチームが与える安心感

また、心の支えとなる家族なり、医療のケアチームなりがいつでも対応してくれる状態にあることも重要です。そうした安心が保証されていることが、死に対する不安や恐怖をやわらげます。これも納得できる最期を迎えるために、本人が気持ちを整えるための必須条件と言えるでしょう。
 

人間の尊厳が保たれていること

苦痛以上の屈辱

高齢者が増えたせいか、おとながオムツを着けることに対する抵抗感は以前よりかなり軽減しているように感じられます。しかし、オムツを着けるだけならともかく、介護される立場の人にとって、下の世話などを受けるのは、病気による苦痛以上につらい気持ち――非常な屈辱感にさいなまれる場合があります。
 

自然な自尊心

たとえば家族には許せたとしても、看護師や介護師などの「他人」に対してはけっしてオムツをしているところを見られたくない――そういう人はけっして少なくありません。

しっかり意識がある限り、人間としてのごく自然な自尊心が最期まで十分に保たれていることは、大きなポイントになるでしょう。
 

まとめ

満足・納得できる最期を迎えられること。看取りができること。それは、その人やその家族が、来るべき死に対してどれくらい意識を高くして、素直な気持ちで準備ができるか。そして、それに基づき、互いに気持ちを通わせ協働できるか、というところにつながるのです。

出典:介護と看取り/結城康博・平野智子・著 (毎日新聞社/2011年)

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