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皇族も相続税を払う必要があり?高松宮邸内に高級マンションが建っている理由

ニュース・コラム 2016年1月17日 閲覧数:918
港区高輪1丁目の地で高松宮邸は木立に囲まれた静かな佇まいを保っています。この高松宮邸の立派な入り口のすぐ横の、明らかに敷地の一角と目される場所に、大きなマンションが建っています。皇室の宮家の目前に、宮家の御前に立ちはだかるかのように建てられた高級マンション。この記事では、このちょっと不思議なマンションと高松宮家の関係について紹介します。
 
※写真はイメージです

高松宮家とは

高松宮家の創設には1913年に有栖川宮家の断絶が直接的に関わっています。旧皇室典範において、皇族の養子縁組はできないことと定められていました。そのため有栖川宮家を直接相続できず、有栖川宮の旧称「高松宮」の名で、新たな宮家として創設されることとなったのです。

高松宮家は有栖川宮家所有であった別邸などの数多くの資産も相続されたため、その評価額総額は高額となりました。
高松宮家はかつて、高輪御殿と呼ばれ、広大な敷地を有していましたが、宣仁親王の意により規模を大幅に縮小し、払い下げとなった土地は中学校などが建設されました。
本館やプールも民間に開放して、ご自身は小さな木造平屋建てにお住まいになるなど慎ましやかに暮らされました。

そして宣仁親王の薨去により、子はいらっしゃらなかったため、喜久子さまが全てを相続されました。後に喜久子さまも薨去され高松宮家も断絶となりました。
主を失った高松宮邸は、高輪皇族邸として、そのままの姿で宮内庁が管理を続けています。
 

皇族の方の相続税はどうなっている?

皇族の方も、相続税は払うのでしょうか?
結論から言うと、皇室におかれても相続税を納税されています。

一般のイメージとしては、非課税であるかのような感覚がありますが、課税対象として扱われるのです。そのため天皇陛下が昭和天皇より相続された際にも、御由緒物と呼ばれる宝物等以外では相続税をお納めになったということです。
 

マンションが建っている理由は、相続税の支払いのために手放したため

高松宮邸は都心の一等地なので、相続税評価額も相当な高額となり、金融資産ではとうてい賄いきれる額ではなく、御用地を半分ほど国に寄贈するなどして納税資金を捻出されました。

さて、タイトルのマンションが建築されたのは今から10年ほど前のことで、4階建ての建物が城壁のように細長く伸びています。
じつはこのマンション用地の払い下げは、喜久子さまの御遺言によるものです。大手商社が入札により土地を購入し、マンションの建築も手がけました。
皇族の方が、国民の血税で養われているかのように言う方も、中にはいらっしゃいますが、相当高額な納税義務を果たされていることは、それほど一般的には知られていません。
御用地という名称で呼ばれていても、評価額の高い相続財産であることには何ら変わりはなく、皇族の方でも相続対策に私達と同じように頭を悩まされていらっしゃるとは、なんとも不思議な気持ちにさせられます。
 

皇族の方の相続に学ぶこと

日本の資産家層は、世界の国の資産家層と比較して不動産が総資産に占める割合が極めて高くなっています。そのため、金融資産では納税しきれずに、物納という形で納税される方が多くなっていました。皇族の方のケースもまさにそれにあてはまると言えるでしょう。

しかし、近年は物納を簡単には受け付けてもらえないように変わってきています。
なぜならば、国としても簡単に処分できない土地を納められても、財政に直接的には寄与しないためです。ある意味必然の流れとも言うべきものかもしれません。

ですので、従前のイメージで、相続税はいざとなれば物納すれば良いと考えられているとしたらその考えは改めなければなりません。
しかも、何も相続対策をしなかった場合、多額の相続税の負担がのしかかってくるほか、遺された方々へも重大な心労を掛けることにもなりかねません。
皇族の方でも、かなり大胆な手法で、相続税への対策をされていらっしゃる現状を見習い、遺す側の私たちも、しっかりとした相続対策を考えてゆきたいものです。
 

まとめ

高松宮邸は江戸時代は熊本城主の細川氏の藩邸でもあった場所にあり、しかも奥様の喜久子様は15代将軍徳川慶喜公の孫娘でいらっしゃったなど、歴史ロマンがたっぷりと詰まっています。
なお、高松宮殿下ご自身、海軍軍人として、また戦後は昭和天皇を陰ながら支え、民間のスポーツ振興にも尽力されるなど波乱万丈の人生を過ごされました。皇族としての地位に甘んじることなく、精一杯の努力を尽くされた生き様には、考えさせられるものがあります。
 
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