menu

相続の専門家を検索

相続人全員が相続放棄?!

☆さん 2016年5月28日 東京都

相続放棄について、素人の疑問なのですが、教えて下さい。多額の借金を抱えている人が亡くなった場合、相続人が全員、相続放棄を行うことは可能なのでしょうか?そうすると、その借金は誰が支払うことになるのでしょうか?もしくは、相続放棄できない立場の人、というのが決まっているのでしょうか?今後、自分の周りで起こりそうなので参考にしたいです。

回答日:2016年5月28日

☆さん初めまして。
以前にも次のURLで、同じ質問がなされているようです。
https://all-souzoku.com/qa/984/
ですので、かかる質問に対する回答をご参照なさってはいかがですか。

回答日:2016年9月10日

☆さん、こんにちは。
「相続放棄」についてのご質問にお答いたします。
結論から言えば、法定相続人の全員が相続放棄をすることは可能です。
「相続人に(被相続人の)借金逃れをさせぬよう、特定の人だけは相続放棄ができない」というような法律は存在しないので、ご安心ください。

相続人全員が相続放棄をした場合、被相続人におカネを貸した債権者は困ってしまいます。
その場合、債権者は家庭裁判所に「相続財産管理人」の選任を申し立て、弁護士等のしかるべき専門家を選任してもらい、相続財産からの債権回収をめざすことになります。

以上でご質問への回答は終わりですが、いくつかお伝えしたいことがあります。

「相続放棄」は重要な決定ですから、家庭裁判所に相続放棄の申し立てをし、承認を得なければなりません。口頭での放棄はあり得ません。

相続放棄には「期限」もあります。
民法915条1項に「相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から三箇月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。」とありますから、通常の場合、被相続人の死亡を知った日から3か月以内に相続放棄の申し立てをしなければなりません。

説明が後回しになりましたが、以下に最も重要な注意を申し上げます。
相続放棄はあなた単独でできますが、あなたの放棄は他の相続人に影響を与えることに留意してください。
被相続人の債務は相続人がいる限り、誰かが背負わなければならないのです。
この意味はとても重大です!

法定相続人に順位があることはご存知ですね?
被相続人の配偶者は常に相続人。
このほか相続人には順位があります。
第1順位 被相続人の子
第2順位 被相続人の親
第3順位 被相続人の兄弟姉妹 
そして、前順位の相続人が1人でもいれば次順位者は相続人になりません。

この特殊なルールが「相続放棄」では“事件”を引き起こす誘因になります。
第1順位者全員が相続放棄したのに第2順位にその事実を伝えていないと、第2順位者は突然、債務返済の矢面に立たされてしまいます。
もちろん第2順位の相続人も、期限内なら相続放棄することができます。
第3順位者にも同様なことが起きる可能性があるわけです。

ですから「相続放棄」は単独で行えますが、1人だけで決めないでください。
相続財産は、いわば相続人全員の共有財産であり「一抜けた」と素面顔をするのは許されません。
故人の借財が大きいような場合には、現に相続人である人だけでなく、次順位者をも含めコミュニケーションをとって無事に相続を乗り切ってください。

質問に回答・返信するには、ログインしてください。

「相続放棄」に関する相談Q&A

キーワードから相談を検索する

疑問・悩み事など気軽に質問してみましょう!

「相続放棄」に関する他の記事

ページトップへ

Copyright © 2015 All Partners Inc. All Rights Reserved.