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自営業者の相続

ひかりさん 遺産相続の準備 2015年3月31日 神奈川県

実家は自営業をしていて、父が社長で株式100%を持ち、
母と姉が会社を手伝っています。
私は別の場所に住み、仕事は他のことをしていて、実家の手伝いは全く
していないのですが、父から受ける相続はやはり私が不利になりますか?

回答日:2015年3月31日

ご質問は、お父さん(以下「父」)が死亡した場合の相続における、家業を手伝っていたお母さん(以下「母」)とお姉さん(以下「姉」)の寄与分(民法904条の2)に関するものと推察されます。

寄与分とは?
 共同相続人の中に、被相続人(父)の財産の維持又は増加に特別の寄与をした方がいる場合に、相続財産の価額から寄与分を控除したものを相続財産とみなして仮の相続分を算定し、その算定された仮の相続分に寄与分を加えた額をその方の最終的な相続分とすることによって、共同相続人間の公平を図る制度です。
 仮に、父の遺産が1億円で、母と姉の寄与分がそれぞれ1000万円の場合、1億円から二人の寄与分を控除した8000万円を、母(法定相続分2分の1:4000万円)、姉(同4分の1:2000万円)、ひかりさん(同4分の1:2000万円)で分け、これに母と姉の寄与分を加えた金額が最終的な相続分(母:5000万円、姉:3000万円、ひかりさん:2000万円)となります。

寄与分の要件
 しかし、母及び姉の行為により寄与分が認められるためには、単に家業を手伝っていたというだけでは足りず、次に述べる要件を満たしている必要があります。
(1)特別の寄与(被相続人と相続人の身分関係に基づいて通常期待されるような程度を超える貢献)
   父と同居している母や姉が、ある程度家業を手伝ったとしても、直ちに寄与分は認められず、また、給与や報酬をもらっていた場合には、寄与分を認められない可能性が高くなります。
(2)寄与行為により被相続人の財産が維持又は増加したことが客観的に証明できること。

 ご質問の内容からだけでは、寄与分の要件を満たしているかは明らかではありません。母や姉がどのような手伝いを行っていたか、それによって父の財産をどのように維持・増加させたのかをご確認させて頂く必要あります。

 また、寄与分以外にも問題点がある可能性もありますので、ご留意ください。

回答日:2015年4月1日

早速、回答いただき、ありがとうございます。
寄与分の要件ですが、下記の様な場合、私と姉は同じ金額を相続されることになりますか?姉のほうが多くもらうことになりますか?

母は、父が会社を起こしてから40年近く経理をしてきました。給料はもらっていますが、創業時からずっと会社を支えてきて、父の財産の増加に貢献していると思います。
姉は、一年ほど前から父の会社を経理として手伝っています。月に5日程度しか出勤していませんが、給料をもらっています。今シングルマザーでお金に困っているため、父が資金面で面倒を見ている状態で、会社に貢献はしている様にはみえません。しかし、気の強い&お金に困っている姉は、父からの相続は自分が一番もらうべきと主張します。そういう事情で私と姉が同じ金額を相続されると、姉からにらまれる気がして恐ろしいです。。

回答日:2015年4月1日

母については、経理業務に見合う給料をもらっていたのであれば、他に特段の事情がない限り、寄与分が認められる可能性は低いと思います。
姉についても、月5日程度の出勤で、給与をもらっているのであれば、寄与分が認められる可能性は極めて低いと思います。
したがって、寄与分という法律上の類型においては、母や姉がひかりさんより優遇される可能性は低いと思います。

ただ、姉がシングルマザーでお金に困っているのであれば、父が遺言書を作成する際や、遺言書なく父が亡くなった場合の共同相続人間の遺産分割協議の際には、姉の相続分を多くする事情として配慮してあげた方がよいかもしれないですね。

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