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叔父の相続問題

ぼんさんさん 遺産相続の準備 2015年11月18日 栃木県

先日叔父夫婦(どちらも80代後半の高齢)から、頭と体が元気なうちに相続について方針をまとめておきたい(できれば遺言などに残しておきたい)と相談を受けました。

叔父たちには子どもが3人おります。長男、長女、次女です。相続財産は、「自宅の土地建物」、「自宅の隣で経営しているアパート1棟」、「わずかな預貯金」です。

アパートの経営はあまりうまく行っていません。固定資産税などを払うと残る収益はわずかです。それでも高齢の夫婦が暮らすための貴重な収入源となっています。

叔父たちが一番世話になったのは隣町に暮らす次女です。病院の送り迎えや食事の世話など、自分の仕事のあいまをみてはよく顔を出して世話をしてくれたそうです。その点では、叔父たちも次女に財産を優先して相続させるのかと思いきや・・・。叔父は、長男に自宅もアパートも相続させたいといいます。いわく、「長男は仕事も非正規職で不安定だし、住まいも仮住まいで不憫だ。まだ子どもも小さいので、親としてできることをしてやりたい」というのです。

叔母はこの意見に猛反対しています。当然です。長男は叔父たちの面倒など一切見ておらず、盆暮れ正月の挨拶にも顔を出さないようですので。しかし、叔父の意志は固いようです。

なお、長女と次女は「お父さんがそういうなら」と、叔父の意見に特に反対はしていません。叔母だけが猛反対しているという状況です。

このままでは叔父と叔母のあいだで深刻な仲たがいが生じやしないかと心配しています。法律的見地から、なんとかうまく解決できる案はないものでしょうか。そもそも長男にほとんどすべての財産を相続させることに問題があるような気もします。

よろしくお願い致します。

回答日:2015年11月19日

回答いたします。
法的見地から申しますと、叔父様の財産は、遺言で自由に相続・遺贈する事ができます。よって、叔母様やご相談者様が反対したとしても、叔父様の意思次第です。また、遺産を全て長男が相続した場合、叔母様、長女、次女には遺族の生活を安定させるための制度として遺留分がありますので、ご質問のケースの場合、叔母様は遺産増額の1/4を、長女、次女は1/12ずつを遺留分として請求できます(遺留分減殺請求)。万一、叔母さまや、(気が変わって)長女、次女が遺留分減殺請求をした場合は、長男はそのための出費を迫られる事になります。このような事態を避ける方法としては、遺言で長男以外の相続人に対して、現金で遺留分に相当する額を相続させる旨を記載することがあげられます。また、叔母さまが反対している理由が叔父様亡き後のご自身の生活の心配であれば、遺産を長男に全て相続させる代わりに長男が叔母さまの面倒を見るという条件を付ける事も考えられます(条件付遺言)。

ご質問の内容から考えられることをお答えしましたが、より具体的なことに関しましては、お近くの行政書士・司法書士に直接、相談されるのがよろしいかと考えます。

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