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以前に行われた贈与について

那須野さん 2016年1月4日 京都府

遺産分割の内容について相続人間で話し合っているのですが、話がまとまりません。兄は相続分で分けるべきだと話すのですが、私を含む残りの兄弟はそれでは納得できません。というのも、亡くなった父から兄に対して、数年前に大きな金額の贈与が行われたからです。おかげで父の遺産はかなり少なくなってしまいました。相続人として、兄に遺産を返してくれとは言えないのでしょうか。

回答日:2016年1月5日

那須野さん初めまして。
那須野さんのお兄さんが、亡くなったお父さんから生前に贈与されたものが、「婚姻、養子縁組のための贈与」又は「生計の資本としての贈与」にあたる場合は、かかる贈与は特別受益にあたるとして、相続分算定の基礎に算入することが考えられます。このような取り扱いを特別受益の持ち戻しといいます。
お兄さんが受けた生前贈与が、上記の生計の資本としての贈与にあたるかどうかが、まずは争点となるのではないでしょうか。あくまで、「生計」の基礎となるものに限られるので注意が必要です。
そして、お兄さんの特別受益が一応の相続分(本件の場合は法定相続分)を超過する場合には、お兄さんは超過分を返還する必要はなく、今回の相続において新たに財産を取得することができなくなるにとどまります。
もっとも、お兄さんの上記超過受益が、那須野さんの遺留分を侵害する場合には侵害部分の限度で遺留分減殺請求権の行使は可能、すなわち遺産を返還してくれといえます。
遺産が金銭債権の場合は、金銭債権は可分債権ですので遺産分割の対象から外れるのが原則ですが、一応遺産分割調停においても異議が相手方からでない限りは遺産分割の対象として取り扱ってくれます。
遺産分割協議がまとまらず遺産に不動産もあるのであれば、遺産分割調停又は遺産分割審判も念頭におき、一度弁護士の方のところにご相談にいかれることをお勧めいたします。
お住まいの京都府弁護士会でも、有料ではありますが法律相談を実施されているでしょうし、市区役所等では弁護士による無料法律相談会を実施していると思います。お知り合いに弁護士の方がいらっしゃらないのであれば、上記機関を利用なされるとよいでのはないでしょうか。
ご参考になれば幸いです。

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