介護施設って具体的にはどういうものがあるの？

介護施設って具体的にはどういうものがあるの？

近年の日本は高齢化社会ということもあり、高齢者用の介護施設や福祉施設などが多くなってきました。

しかし、一口に「介護施設」と言っても、具体的にはどのような施設になっていて、どのような目的で使用されるのかということについては、よく分からないことも多いです。

そのためこちらでは、一般的な介護施設についての特徴を紹介していきます。

どのような介護施設があるのか？

介護施設には、民間が運営しているタイプや社会福祉法人・医療法人などが運営しているタイプなど様々なタイプに分かれることになりますが、一般的に利用される介護施設としては、下記のタイプが挙げられます。

・ 有料老人ホーム
・ 高齢者向けの住宅設備
・ 地域密着型の介護サービス
・ 軽費老人ホームやケアハウス
・ 特別養護老人ホーム

この他にも、ジャンルによって様々な介護施設が存在しますが、一般的に利用されるのは上記の介護施設となっています。

これらの介護施設を利用するためには、介護レベルの度合いや費用などの問題もあり、基本的に「介護保険が適用される」「重度の介護が必要な状況になる」「費用が安くなる」というような状況になると、入居難易度が高くなり、空きを待つような状況になっています。

利用料金は高額になっていて、それほど介護を必要としない有料の老人ホームや高齢者向けの住宅設備などの場合は、入居難易度が低くなっていることが多いですが、その代わりに高額な利用料を支払わなければならないというような条件が含まれていることもあります。

それぞれの介護施設に関する特徴について

今回は利用頻度の高い3つの介護施設に関する特徴について紹介していきます。紹介する介護施設は「介護付き有料老人ホーム」と「ケアハウス」と「特別養護老人ホーム」の3つとします。

それぞれの施設によって特徴が異なるので参考にして下さい。

介護付き有料老人ホームとは

介護付き有料老人ホームというのは、民間の事業者によって運営されている介護施設となっています。

施設内での日常生活を主としたタイプや、要介護者を受け入れて徹底した医療サービスと介護サービスを利用できる介護専用タイプなど、様々な特徴がありますが、介護の重度によって発生する費用が高額になるという事が挙げられます。

月額利用料金だけでも、数十万円程度になることも多く、さらに初期費用として数百万円～数千万円ほど必要な施設も存在します。

ケアハウスとは

ケアハウスというのは、利用者の「自立」を目的とした介護施設になっています。

身寄りのない人や、家庭環境や経済的な理由によって家族との同居が困難な人が対象になっていて、介護保険を利用できるケースが多いので、出費が抑えられるのが特徴になっています。

あくまでも自立を促すための介護施設になっていますので、自立が出来ると看做された場合は施設から退去を求められることもあります。

特別養護老人ホームとは

近年、利用者が急増していると言われているのが、特別養護老人ホームとなっています。

公的な機関が運営している介護施設になっていて、重度の要介護者が日常生活を過ごしている施設になります。

回復期やリハビリを目的とした利用ではなく、終末期を過ごす場所として存在していることが挙げられるので、長期の入所者が多くなっていて、最期まで特別養護老人ホームで過ごすという人も多くなっています。

目的に合った介護施設を活用しよう

こちらで紹介したのは、介護施設の一部となっていますが、一般的に利用されやすいタイプの介護施設となっています。

冒頭でも紹介したように、完全にケアされている介護施設を利用しようとすると、高額な費用が発生するケースが多くなっていて、出来る限り出費を減らそうとすると、自立目的の介護施設の利用になっていて、要介護者は利用することが出来なかったり、介護施設の入所者が一杯になっていて入所することが出来なかったりと、様々な弊害が生まれてしまうことも多いです。

そのため、利用者にとってどのような介護が必要なのかということを見極めてから、状況に合った介護施設を選ぶようにすると良いでしょう。

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