食道がんの自覚症状ってどんなもの?

食道がんは、早期からリンパ節転移が見られ、進行が早いとされています。初期には自覚症状が無いことも多く、健康診断や人間ドックの時に内視鏡検査などで食道にポリープが見つかって食道がんだと分かったというケースも、20%近くあると言われています。早期に発見し、適切に治療するには、どのような体調の変化に注意することが大切なのでしょうか。

初期には沁みる感じ

ごく初期には、何の自覚症状も現れないことが少なくありません。自覚症状が現れるのは、少し癌が進行してからのことです。多くの人がはじめに

感じるのは、食べ物を飲み込んだ時の沁みるような感じだと言います。熱いものや酸っぱいものを食べた時に感じることが多く、場合によっては、胸の奥がチクチク痛むこともあります。 ただし、癌がもう少し進行すると、沁みるような感覚は感じなくなくなると言われています。そのため、沁みるような感覚を覚えても、見逃してしまうことが少なくないようです。食べ物を飲み込んだ時に沁みるように感じたら、軽く考えずに内視鏡検査を受けるようにしましょう。

食べ物がつかえるようになったらすぐに受診

癌がさらに進行すると、食道の腫瘍が盛り上がったり、食道の内壁が固くなったりして、食べ物を飲み込む時に、つかえた感じがするようになります。硬い肉や寿司のように丸呑みしがちなものを食べた時、飲み込もうとしてつかえた感じがしたら、要注意です。 食道がん患者の平均年齢は約64歳と言われています。高齢になると、唾液の分泌量が減って飲み込み状態が悪くなりやすいため、「歳のせいだろう」と軽く考えてしまうことが多いようですが、食べ物がつかえるようになったら、食道がんが進行しているという重要なサインと考えて、病院を受診しましょう。 最初のうちは、硬いものを飲み込もうとした時につかえた感じがしても、やわらかいものなら、異常を感じません。しかし、癌が進行すると、液体でもつかえるようになります。自分の唾液を飲み込もうとしてうまくいかずに、吐いてしまうこともあります。やわらかいものが差し支えなく飲み込めるうちに検査を受けましょう。

胸や背中に痛みを感じることも

食べ物がつかえるようになると、食事の量も減ってきて、体重が落ちます。特に体重管理をしているわけでもないのに、3ヶ月くらいで5~6kg以上痩せたら、癌が進行している可能性が高いと言えます。 その頃には、胸や背中に痛みを感じることも出てきます。食道がんが食道の壁を突き破って周りの肺や背骨などを圧迫するようになるためです。食道には漿膜(しょうまく)という丈夫な膜が無いため、癌が進行すると、食道の壁を貫いて外に出ることが少なくありません。 癌が気管・気管支・肺などに及ぶと、むせるような咳が出ることもあります。咳は、食事中に多いと言われています。血の混じった痰が出ることもあります。また、食道のすぐ脇には、声を調整している神経が通っているため、この神経が癌で壊されて声がかすれることもあります。声枯れは、食道がんの初期に見られることもあれば、かなり進行してから見られることもあります。胸や背中に感じる痛み、血痰などは、食道がんがかなり進行してから現れる症状とされています。このような自覚症状が現れた時には、癌が転移していると考えられ、手術適応とならないこともあります。

食道がんは、自覚症状がごく初期には無いと言われています。気づきにくく、無自覚なまま進行していることが多いとされる癌です。初期の自覚症状としては、食べ物を飲み込んだ時の沁みる感じがあげられます。癌が進行すると感じなくなってしまうだけに、見逃さないようにしたいサインです。もう少し進行すると、食べ物を飲み込んだ時につかえた感じがします。つかえた感じがしたら、すぐに病院を受診しましょう。一定の大きさのものを飲み込む時に繰り返しつかえた感じがするようなら、食道がんが進行してきている可能性があります。やわらかいものなら平気だからと軽く考えないで、つかえた感じがしたら、検査を受けることが大切です。

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