『どのように密着?地域密着型介護老人福祉施設』

地域密着型介護老人福祉施設は、小規模な特別養護老人ホームとなっています。定員数が決まっていて、30人未満の受け入れとなっていることが特徴的です。入所するための条件としては「要介護1以上」ということが挙げられますが、近年では要介護者の入所が多くなっているために、「要介護3以上」という条件になっているケースも少なくありません。地域密着型介護老人福祉施設は特別養護老人ホームの一種となっているので、どのような介護をしてもらえるのかというと、「日常生活に関わる全てのこと」ということになります。朝起きてから夜に寝るまでの全ての生活をサポートしてくれる介護となっていて、個室や相部屋、共有スペースが存在するのかしないのかなど、老人ホームによって特徴が大きく異なることになりますので、入所をする際には前もって調査をするようにして下さい。入所に関する自己負担額についても、施設や要介護区分、部屋のタイプなどによっても大きく異なりますが、1日あたりの費用は550円~950円程度になっています。

永住タイプと期間限定タイプに分かれることが多い

地域密着型介護老人福祉施設では、特別養護老人ホームのように居宅に近い環境で日常生活を過ごすことも多いですが、ショートステイや通所介護を目的とした利用方法も存在します。こちらの場合は、要介護区分が1~2の人が利用することが多くなっていますが、介護者の負担を減らすために、地域密着型介護老人福祉施設を利用するということになります。どちらのサービスに対しても、介護保険が適用されるということになりますので、自己負担額については1割負担ということになります。地域密着型介護老人福祉施設を利用する前に、ケアマネジャーとケアプランを作成して、今後の介護について相談をしたほうが良いでしょう。

地域密着型介護老人福祉施設では、どのようなことをしてもらえるのか?

地域密着型介護老人福祉施設を利用する際に、どんなことをしてもらえるのか気になるという人も多いと思われますが、地域密着型介護老人福祉施設では上記でも紹介したように「日常生活に関わる全ての世話」をしてもらうことが出来ます。入浴や排泄、食事の介護などの他にも、健康管理や看護管理などにも対応してもらえて、自発的な行動を促す介護もしてもらえますので、機能訓練などのリハビリにも対応しています。また、地域密着型介護老人福祉施設には医師を配置させなければならないという決まりがありますので、医療に関しても安心することが出来ますが、地域密着型介護老人福祉施設に配置されている医師の多くは非常勤となっているために、いつでも安心して医療を任せられるということではありませんので注意して下さい。利用中の医療について不安があるという方の場合は、提携している医療施設などについてもよく調べておくといいでしょう。出来れば、かかりつけ医がいる病院と提携している地域密着型介護老人福祉施設を選ぶようにすると、万が一の場合にも安心して任せることが出来ます。

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