肺がんの初期症状は?
肺がんは、ステージ3でもB期になると、手術が行えず、抗がん剤と放射線が治療の中心になります。早期に発見して根治を目標とした治療を行いたいものです。肺がんの初期にはどのような症状が現れるのでしょうか。
長びく咳に注意
肺がんが進行しても、目立った症状が現れない人もいます。肺には神経がほとんど無いため、10cmのがんができても、痛みはほとんど感じないと言われています。胸に痛みを感じて初めて受診したという人もいますが、肺がんで胸に痛みを感じるようになるのは、相当進行してからです。 肺がんで目につく症状は咳です。時間を問わず、咳が1ヶ月以上続くようなら、肺がんを疑って病院を受診することが推奨されています。日本人の肺がんで2番目に患者が多い扁平上皮がんでは、ごく初期から咳が続きます。扁平上皮がんは、女性の肺がんでは15%ほどですが、男性の肺がんでは40%を占めています。 扁平上皮がんでは、がんの大きさが1mm程度でも、咳が出ます。咳はいわゆる空咳で、風邪の症状と紛らわしいものです。咳止めで初期には止まってしまうため、一層紛らわしくなります。この段階の扁平上皮がんは、レントゲンを撮っても映らないことが多く、風邪と誤解されることもあります。扁平上皮がんと小細胞がんは喫煙と関係が深いことが指摘されています。若い頃からタバコを吸っていた人や毎日大量にタバコを吸っていて、咳が1ヶ月以上続くようなら、たとえ咳止めを飲んだ時に咳が一時的に止まっても、肺がんを疑う必要があるでしょう。
痰の量が多くて血が混じることも
咳が出て3ヶ月くらい経つと、肺がんは次の段階に進行してしまいます。早期の咳を風邪と勘違いしていたり、ヘビースモーカーで日常的に空咳が出ていると、3ヶ月ほど経って次の症状で異常に気づくようです。 空咳を放置していると、次第に痰の量が増えてきます。痰は、茶色のことが多いとされています。茶色は、肺の血管が破れたことによる出血を示す色です。いわゆる血痰というと、赤い色を連想する人が少なくありませんが、真っ赤な痰が出るわけではありません。暗赤色、もしくは茶色です。小細胞がんでも非小細胞がんでも、がんが進行すると、痰の量が増えて血が混じるようになります。扁平上皮がんや小細胞がんのような肺の気管支付近に腫瘍ができる肺がんでは、比較的早くから痰が多くなるようです。痰は次第に粘り気を伴うようになり、喉に絡みつくようになります。
喘鳴が聞かれるようになる
喘鳴とは、呼吸の際に聞かれる「ゼーゼー」とか「ヒューヒュー」というような音です。気道が部分的に狭くなった結果として出る音です。喘鳴が聞かれる代表的な病気は喘息ですが、肺がんでも喘鳴は聞かれます。腫瘍がある程度以上大きくなって気道の一部が狭くなると、喘鳴が聞かれるようになります。 喘鳴が聞かれる段階になると、息切れがしたり、声がかすれたりします。喘息でも似たような症状が現れるため、もともと喘息を患っていた人は異常に気づきにくいようです。血痰が出る状況に違いがあるとされています。喘息で血痰が出るのは、激しく咳き込んだ後です。肺がんでは、特に激しい咳き込みがなくても痰に血が混じります。
肺がんは、自覚症状がほとんど無く、異常を感じて病院を受診した時には、がんが進行していることが多い病気です。ただし、初期症状が全くないわけではありません。初期に現れるのは、長びく咳です。空咳が1ヶ月以上続くようなら、注意が必要です。肺がんの初期の咳は、咳止めで止まってしまうため、風邪と非常に紛らわしく、早期にはレントゲンに映らないことも少なくありません。しかし、痰が多くなったり、痰に血が混じったり、喘鳴が聞かれたりするようになると、すでに肺がんは進行しています。タバコを吸っている人で、空咳が1ヶ月以上続くようなら、肺がんを疑うことも必要です。
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