相続が3代続くと財産はなくなる、は本当?

相続の話をしているとよく出てくるエピソードの1つに「相続が3代続くと財産はなくなる」というものがあります。これは果たして真実なのでしょうか。

そもそも日本の相続税は高い

相続税の最高税率は平成26年現在は50%です。これは3億円超の遺産に対して課税される税率です。平成27年から6億円超の遺産に対しては55%の税率が課税されることになっています。

50%や55%が高い、と思う人もいるでしょうが、実は10年ちょっと前の平成14年までの最高税率は70%でしたので、これでも下がった方です。

世界的に見ると、フランスやドイツがそれぞれ40%、50%と日本と同じくらいの税率をかけていますが、イタリアやスイス、スウェーデン、オーストラリアなどはすでに相続税を廃止しています。その他の国も相続税廃止に向けて動いている国は多く、これは世界的な傾向のようです。

他の税制との兼ね合いもあるので一概に相続税がない方が良くて、あると悪い、ということにはなりませんが、日本の相続税の税率は高い方であると考えてよいでしょう。

相続税の税率が高いということは、財産をそっくりそのまま次世代へ承継することが難しいということにつながります。

日本ではかつて比較的大きな家が立ち並ぶ住宅街が、軒並み小さな家ばかりの街並みになってしまうという現象があちこちで見られています。これは相続税を払えずに土地を切り売りするケースが多いからです。結果として古き良き街並みが次々と壊され、文化的な継続性の点からも危惧する声が多く聞かれます。
 

実際に計算してみる

例えばここに5億円の評価の土地を持つ家があったとして、この家が3代遺産相続を繰り返したらどうなるかを見てみましょう。

計算を単純化するために「相続人は1人」「相続税対策は一切しない」「控除額は考慮しない」という前提です。

5億円ということは50%の相続税が課税されますので、息子の代へ相続される時は2億5

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