前向きに遺品の整理を進める「遺品供養」の方法。
遺品供養とは?
遺品供養とは、故人の思い出の品など処分に困るものを供養し、読経、お焚きあげなどをして処分する方法です。
日本には古くから、自然や存在するすべてのものに魂や神が宿るという考え方があります。その為、遺品の数々にも魂は宿り、想いの強いものほど強い魂があると考えられます。そんな物ほど、ゴミとして扱い処分することは難しいものです。
そんな日本の文化に合わせて行われてきたのが、遺品の供養という方法です。物に宿った魂を僧侶の方に供養して頂き、遺品整理をより速やかに行える様にします。
生前に故人が大事にしていた物、人とのつながりを感じられるもの、誰の判断でも簡単には捨てられないものなど、処分に困ってしまう品は多々あると思います。そういったものこそ、遺品供養を行ってから処分をすることが良いでしょう。遺族の中にわだかまりも残ることなく、すっきりとした気持ちで、気持ちの整理をつけることが出来ます。
では、どんなやり方で、どんな場所に遺品の供養を依頼すれば良いのでしょうか?難しいことではありません。身近な場所にも依頼することが出来、今では便利なサービスも、世間に普及しています。
遺品供養はどうやって、どこに頼む?
基本的には、寺院で遺品供養を請け負っている所が多く確認出来ます。まずは故人のお墓にがある寺院に相談してみましょう。多くの場所では、快く遺品供養を請け負ってくれるでしょう。寺院の他、神社でも行ってくる所はあります。
故人や遺族の方が信仰している宗派があれば、そこに属する寺院にお願いするのも良いです。こういった寺院でないとダメ、ということはないので、ご家族、遺族の中で相談をしつつ、よりよい選択で依頼をすることが望まれます。
その他にも遺品供養を請け負っている業者も多くありますので、そちらを活用しても良いでしょう。
もちろん請負業者が直接供養を行う訳ではありません。業者が提携をしている僧侶を派遣してくれる事がほとんどなので、寺院に頼む時と同様、僧侶の方が供養を行ってくれます。また、業者の方自身が僧侶である場合もあります。
遺品整理業者はハウスクリーニングや遺品の高価買取など様々なサービスを兼ねており、供養以外にも様々な要望に対応してくれます。遺品の供養以外にも大規模な個人の部屋の整理を希望であれば、活用してみても良いでしょう。
少量の品の供養が目的であれば寺院への依頼で十分なのですが、処分に困る程の量を抱えている様であれば、遺品整理業者への依頼を検討してみましょう。
遺品供養の種類や費用は?
遺品供養は読経、お焚きあげでの供養が主たる方法として行われています。
読経での供養であれば、僧侶の方が直接お宅へ訪問し、その場で供養を行ってくれる場合がほとんどです。お焚き上げの場合は寺院の方で行うことが多いのですが、近頃は環境問題への配慮から境内で行うことを避けている所もありますので、気になる場合は、事前に確認しておきましょう。
遺品整理業者も同様で、読経での供養は現地へ派遣、お焚き上げの場合は回収し外部で行うなど、寺院への依頼と内容は変わりません。そこへハウスクリーニングなどの大規模整理、処分、買い取りなどのサービスが付随してついている、とお考えください。
そして気になる費用ですが、場所によって基準も違います。
寺院であれば、ダンボール1箱に収まるほどの量のお焚き上げで、5000円から、という場所もあれば、数万円の所まで様々です。「お気持ちで」と、金額を依頼者に委ねる場合もあります(少量のお焚き上げの場合)。
大規模な整理、ハウスクリーニング込の場合は、10万円以上の見積もりをとっている業者が多く見られます。多種多様な依頼先がありますので、行っているサービス、ご依頼したい内容を照らし合わせつつ、各業者や寺院へ見積もりを取ってみることをおすすめします。
供養の内容ではなく、その後の整理方法、整理する部屋の広さや数に応じて価格が変化していますので、部屋の整理業者に依頼する内容と似ています。
業者であれば、インターネット上で見積もりを公表している所も多いので、お近くの遺品供養、整理業者のホームページを確認してみると良いでしょう。
故人へ感謝の気持ちを示し、遺品供養を。
生前、故人が所有していたものが多く、亡くなられてからも長く処分出来ていないものは、以外と多いものです。
利用出来るものをご遺族の方が引き継いで、形見として使用していく、ということはとても良いことです。
しかし不要なものそのまま残しておくことは、あまりおすすめ出来ません。ご遺族への気持ちの整理もつけ辛くなるでしょう。
なので、形見として引き継げるものや気持ちを前向きに出来るものは残し、不要なもの、執着の残るものは処分することをお勧めします。
遺品への供養をしっかり行えば、晴れ晴れとした気持ちで整理を進めることが出来ます。
ご遺族、故人の為に、ぜひ遺品への供養を検討してみてはいかがでしょうか?
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