食道がんの検査はどのように行われるの?

癌の中でも、自覚症状が出にくく、進行が早い食道がん。タチの悪い癌と言う専門家もいます。各ステージの5年生存率も他の癌に比べて悪く、早期発見が効果的な治療には欠かせません。定期的に検査を受けたいものです。食道がんの検査とは、どのようなものでしょうか。

胃がんの定期検診で発見されるケースも多い

胃が重くて胃カメラを飲んだところ、喉に小さなポリープが見つかり、調べたら食道がんだったということがあります。食道がんは、厚生労働省のガイドラインによる「がん検診」の対象になっていません。食道がん検診というものは、現在、行われていません。食道がんは、たまたまポリープが喉に見つかって手術した結果、ステージ2だったという場合でも、喉には自覚症状がまったく無いことも珍しくありません。そのため、食道がんを疑って検査を受けるということは、少ないのが実情です。胃がんの定期検診として行われる上部消化管のX線検査や内視鏡検査で発見されることが、現状では多いと言えます。

食道がんの疑いがある時の検査

食道がんが疑われる時に行われる検査としては、食道造影X線検査、内視鏡検査があります。現在普及しているのは内視鏡検査ですが、食道造影X線検査も、検査に際して苦痛を伴わないため、よく行われています。食道造影X線検査では、バリウムを飲みます。バリウムが食道を通過する時の様子をX線で撮影します。陰影の形が欠けているところが無いかどうか、食道壁に歪みが見られないかどうかを調べ、食道の内腔が狭くなっているか否かを判断し、癌の位置や大きさを確認します。病変部分が小さい時には二重造影による精密X線検査が必要になります。内視鏡を食道に挿入する内視鏡検査では、食道粘膜の状態がつぶさに分かります。病変の位置、大きさ、数、形、広がり方、表面の色や形状などが明らかになります。粘膜がんや1cm以下の微小ながんを見つけることができるので、早期発見に有効とされる検査です。内視鏡検査では、ヨード液で病巣を染める検査も同時に行われます。正常な粘膜上皮細胞は黒っぽく染まりますが、癌細胞は染まりません。癌細胞は、白もしくは黄色っぽく見えます。内視鏡検査では、内視鏡で組織を採取することができます。採取した組織は、顕微鏡で詳しく観察します。その結果を受けて確定診断されます。

食道がんと診断された時の検査

食道がんと診断された時には、癌の進行度を知るための検査が行われます。CT検査、MRI検査、超音波内視鏡検査などがあります。 食道の周囲には、気管や気管支、大動脈など、きわめて重要な臓器が存在しています。また、リンパ節も多数存在します。いずれの検査も、周辺の臓器やリンパ節への転移の有無を調べる検査です。CT検査では、リンパ節転移を、頸部・胸部・腹部の3領域にわたって調べることができます。肺や肝臓への転移の診断にも、CT検査は欠かせません。CT検査ではヨード造影剤を使うため、ヨードアレルギーのある人は、予め医師に伝えておきましょう。また、MRI検査では、ガドリニウムという造影剤を使います。喘息やアレルギー体質の人は、副作用の危険がありますので、医師に伝えてください。超音波内視鏡検査は、内視鏡の先端につけた超音波装置を用いて、周辺の臓器やリンパ節への転移の他、食道粘膜の下や食道壁の外についてもとらえることができる検査です。食道がんの深さを知ることができます。

食道がんは、自覚症状が無いことが多く、厚生労働省のガイドラインによる「がん検診」の対象になっていないため、胃がんの定期検診で見つかる人も多いようです。胃がんの定期検診を受けることに加え、少しでも食道がんが疑われたら、精密検査を受けましょう。食道がんが疑われた時には、食道造影X線検査や内視鏡検査が行われます。食道がんと診断された時には、CT検査、MRI検査、超音波内視鏡検査などが行われます。

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