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現金が遺産相続で見つかった!隠すと税金はどうなる?

相続税対策 2015年12月3日 閲覧数:8190

生活のために現金を持ったまま亡くなる方がほとんどですが、遺産相続で見つかった現金はどのように対処すればいいのでしょうか?ここでは見つけ方、隠した場合はどうなるか、他の人が隠しているのではと疑わしい場合などをご紹介していきます。

現金をどう見つける?

まずはどこを探す?

亡くなった方が残した現金があり、それが見つからない場合はどう見つけたらいいのでしょうか?やり方としては、自分だったらどこに保管する(隠す)だろうか?と想像するところからはじめていくと良いといいでしょう。隠されていない場合、通常は銀行に貸し金庫があれば、貸し金庫でしょうし、自宅に金庫があればその中にいれてあります。

現金が隠されている場合の、考えられる隠し場所一覧

金庫に預けてある以外に、隠し場所としては以下のようなものがあります。

  • タンス
  • クローゼット
  • 本棚、仏壇、机の引き出し
  • 下駄箱、ベットの下
  • 化粧台、冷蔵庫、冷凍庫
  • トイレのタンク
  • 薬箱、鉢植え、子供のおもちゃ箱

などが考えられるでしょう。

それでも見つからない場合の隠し場所チェックポイント

上記の場所を見つけても、見つからない場合はさらに探すべきポイントがあります。例えばタンス、本棚、冷蔵庫などの重たいものはその中だけではなく、その下もチェックしてみましょう。さらにさらに、引き出しを空けてみて、二重板になっていないか?も要チェックです。本棚の中をよくよく調べてみたら、奥の板が二重になっていた、ということもあります。

現金は税務署にバレずにすむ?

遺産相続の中で現金を上手に隠してしまえば、税務署にもバレずに相続税も払わなくて良いのではないか?と考える方もおりますが、見つかってしまうことがほとんどです。

税務署はあなたの情報を徹底的に調べます

税務署は現金を見つけるプロで、調べる権力をもっています。彼らは銀行から直接口座の情報をもらったり、過去の確定申告書を調べたりと、さまざまな情報を勝手にとることができるのです。その中で矛盾点などがないか細かくチェックしています。その中で怪しいと思ったところには、自宅に調査にやってきます。相続税の申告のうち、なんと約3割の方の家には税務署が調査にやってきているのです。

8割の人が指摘されてします!

2012年度の税務署の調査結果によれば、約12,000件の調査を行い、その中で約10,000件に何らかの申告漏れを指摘したそうです。つまりは、現金が申告されていなかったなどの財産隠しや、財産の評価額を少なく申告していた、などを指摘された人が80%なのです。財産を隠しても、バレてしまうことが非常に多いということが結果として出ているのです。税務署は財産(現金)を見つけるプロ集団です。なめてはいけません。彼らは人が嘘をついているかどうかを見抜くのもプロです。

隠してしまった場合の罰金はいくら?

無申告加算税

申告する義務のある人が相続税の申告をしていないと、「無申告加算税(むしんこくかさんぜい)」というペナルティ(罰金)がかかります。これは、申告を忘れていた、していなかった、という意味でのペナルティです。

重加算税

加えて、意図的に財産を隠していた、その脱税行為が悪質であるとされた場合は、「重加算税(じゅうかさんぜい)」というペナルティが追加でかかることとなります。

隠した現金がばれてしまったときに、払わなければいけない概算額の例。

例えば、全財産である5,000万円の現金を隠していたのが税務署にバレたらどうなるかを考えてみましょう。5,000万円の現金を隠していて申告もしなかったとなると特に悪質であると認定されるため、本来払うべき相続税額+罰金としての重加算税の2つの税金を払うことになります。

払う必要のある相続税額

課税対象額: 5,000万円-3,600万円(基礎控除額:相続人が1人)=1,400万円

相続税額: 1,400万円×15%-50万円=160万円

罰金として追記で払わなければいけない重加算税

重加算税: 160万円(本来の相続税額)×40%=64万円

このように、現金を隠してしまうと相続税も払わなければいけないですし、くわえて罰金として4割分を追加で払う必要があるのです。

さらに延滞税がかかる

本来納付しなければならなかった日から実際の納付日までの期間については、利息を払わなければなりません。これを延滞税といいいます。延滞税は最低でも年利2.8%がかかります。

財産を隠すのは割に合いませんし、次の相続の際(二次相続といいます)にも税務署に睨まれることにもつながります。

他の相続人が現金を隠しているのが疑わしい場合

ほかの兄弟姉妹など、相続人が何人かいる場合は、自分以外の他の相続人が故人の財産を実際に管理していたという場合もあると思います。このような財産の遺産相続をする場合においては、本当に現金がそれだけなのか、管理している人が使い込んだり、隠していたりするようなことが疑わしいというケースも多く相談で寄せられています。そのような場合には、故人の現金がいくらくらいあるのか?を以下の方法で確認してみると良いでしょう。

財産の確認の仕方1:支出の確認

まずは数年間分の銀行の通帳を確認しましょう。通帳があれば、その引き出し額と生活費に使った額が把握できます。

生活費の金額の妥当性は、その故人の趣味や生活の状況から推測してみましょう。現金が年間1000万も減っているのに、つつましく質素な生活をしていた方であれば、どこかに現金がいってしまった可能性があります。

財産の確認の仕方2:収入の確認

収入も銀行通帳を確認して、給与、年金、その他の現金収入を見てみましょう。どれだけ退職金などでもらったか、なども把握しましょう。

財産の確認の仕方3:合計額の照らしあわせ

収入、支出から推測した現金と実際の現金を比べて、差額が大きい場合にはどこかに隠されていることや、他の相続人が少なく伝えていることが考えられます。

まとめ 現金の取り扱いには注意!

現金が見つかったとしても、隠すことは罰金に繋がるのでやめておきましょう。相続税の取り締まりは非常に厳しいです。税理士などの専門家を通じて適切な申告をするようにしましょう。

自分以外の相続人が隠そうとしているのが推測される場合も、やめておいたほうがいいとアドバイスしてあげるべきですし、それが原因でトラブルになっている場合は弁護士に相談するといいでしょう。

 

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