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親と同居を考えた場合、生活費をどう分けるか?

マネー 2016年5月16日 閲覧数:1503

親との同居は生活費が浮いて経済的なメリットがいっぱいです。あわせて、親を扶養家族の扱いにできれば税金が少し安くなるという節税メリットも。とはいえ、食・住を共にするのだから生活費はきちんと分けないとストレスが溜まり、せっかくの同居メリットも台無しになってしまいます。親と同居を考えた場合に生活費をどのように分ければ良いか、ベストな方法を考えていきましょう。

そもそも親と同居することでどんなメリットがある?

経済的に助かる!

親と同居する理由として良く挙げられるのが「生活をする上で経済的に助かるから」という理由です。

親の家に子世帯が入居するようなスタイルでは住居費などの本来大きな費用負担が軽くなるのは助かります。

子供を預けられる!

共働き夫婦が増えている現在では、子供を預けられることは非常に助かるでしょう。

親世帯がすでにリタイアしていれば子供を預けることができるため、保育費の節約もできるでしょう。

月平均3~4万円の保育施設に関する出費を節約できるとしたら、そのメリットは大きいでしょう。

扶養控除で節税効果!

親の所得によっては扶養控除を利用して節税メリットを得ることもできそうです。

扶養するには親の年間所得が38万円(給与所得のみの場合、年収103万円以下)という条件がありますが、親の年齢が70歳未満なら扶養控除として38万円、70歳以上なら58万円を子の所得から引くことができます。

別居していても親に仕送りをするなど、生計を一にしていれば扶養家族扱いにすることはできますが、70歳以上の別居親に対する扶養控除額は48万円。同居する方が節税面ではオトクです。

具体的な節税額は扶養する側の所得状況によりますが、所得税の税率が10%の人なら扶養控額に10%をかけた金額だけ所得税が安くなると考えると良いでしょう。親の年齢が70歳以上なら別居の親を扶養するよりも同居して扶養するほうが年間10,000円(58万円-48万円=10万円×10%
=1万円)税金が安くなるのです。

扶養家族のメリットは健康保険でも享受することができます。これまで別居で親と子が各自で(国民)健康保険に加入し、それぞれが保険料を負担していていたとしましょう。親は子供の健康保険に入ることで自分の保険料負担がなくなります。子供は親を自分の健康保険に入れたとしても、自分の保険料が高くなることはありません。

食費、光熱費などの分担ルールを決めるときは、このような経済メリットも考慮しつつ各世帯の家計貢献度を決めるとトラブルを避けることができるでしょう。

家事の分担方法、3つのパターン

親世帯が現役か隠居しているか、子世帯は共働きかなど、各家庭の事情によって千差万別ですが、家事の分担については家族でしっかり話し合って決めるのがおすすめです。同居生活を円滑に送るためには、ある程度のルール作りをしておくことも大切です。いくつかの分担パターンを考えてみましょう。

家事の種類によって分担する

ひとくちに家事といっても炊事・洗濯・掃除などさまざまな仕事があります。もっと細かく分類すると、朝食の支度・お弁当作り・後片付け、洗濯・洗濯干し・取り込み・アイロンがけ・たたんで収納、部屋掃除・玄関掃除・トイレ掃除・風呂掃除・ゴミだしETC…。

姑、嫁ともに専業主婦でも、姑が専業主婦で嫁が働いている場合でも、誰がどの仕事を受け持つかの担当を決めておく方法です。後者の場合なら大部分の仕事は姑の担当になる場合が多いでしょうが、すべてをお任せしてしまうのではなく、朝食の支度とお弁当作り、洗濯機を仕掛ける役割などは嫁が担当するのはいかがでしょうか。また嫁が最後にお風呂に入るなら、お風呂掃除も済ませておくというのもいいでしょう。

曜日によって分担する

姑が専業主婦、嫁が働いている場合にやりやすい方法です。姑が専業主婦で日中のほとんどを家で過ごすなら、ほとんどの家事を担当できそうです。その代わり、土日は嫁が家事を担当して姑さんにはゆっくり休んでもらいます。嫁の方も自分が食べたいメニューの食事を作れるなど、お互いに良い面もありそうです。

世帯ごとに分担する

親子とはいえプライバシーは大切にしたいもの。部屋の掃除はそれそれが行う、洗濯物は全部一緒にではなく世帯間で分けるという方法です。自分の下着を姑に洗ってもらうのは恐縮する、舅の下着と自分の下着を一緒に洗いたくないなどどいう場合にできそうな分担方法です。

どのパターンでも、自分の思いも伝えながら、相手の考えを尊重する姿勢も大切です。たとえ姑が専業主婦でも、家事全般をやって当たり前というような考えを持っていては同居生活が上手くいかなくなりそうです。

生活費の分け方・負担方法、3つのパターン

お金の問題は親子といえどシビアです。お互いに話し合ってきちんとルールを決めておくことが大切ですが、これも各家庭の事情により分け方は千差万別です。いくつかのパターンを考えてみましょう。

1.親の持家で一緒に住む場合(住宅ローンなし)

家計の中でも3割から4割を占める住居費がかからないというのはメリットが大きいです。住宅ローンが終了している両親なら年金暮らしという場合も多いのでは。親を扶養に入れることで節税メリットも享受できるのなら、生活費は子世帯が負担し、親の趣味などは自分で負担してもらうというのが良いかもしれません。たとえば晩酌好きな両親なら、その分は自分で買ってもらうようにすると不満を感じることもなさそうです。

2.子の持家で一緒に住む場合(住宅ローンあり)

子世帯に住宅ローンがある場合、家計に余裕がないという場合がほとんどです。両親の生活費は両親に負担してもらいましょう。一般的には月額3~4万円が妥当でしょう。しかし両親が一日中家にいて、エアコンや暖房による光熱費が上がってしまう季節には、5千円~1万円程度の上乗せをしてもらうといいかもしれません。

3.賃貸住宅で一緒に住む場合

お互いの懐事情によりますが、所得に応じて分割する方法はいかがでしょうか。ひとつには一旦は子世帯の方で負担をしておき、月末にその月にかかった生活費全体を確認しながら所得割で精算するという方法があります。ほかにも、お互いの所得に応じて毎月一定額を出し合い共同財布を作る方法もあります。生活にかかる費用はすべてその共同財布から出すようにすれば、角が立たないでしょう。

同居時のお金のやり取り、支払い方法

実際のお金のやり取り、支払い方法としてひとつには親子の共同財布を作る方法があります。親世帯・子世帯共に毎月定額を出し合い、その財布から食事や生活消費財を買うという方法です。

またはどちらかが支払いをし、一定割合を請求するという方法もあります。

ただし、子供のおやつやアルコールなど一方の世帯しか消費しないものにかかる費用は完全に分けておく方がお互いにすっきりするでしょう。

円滑な同居生活を送ること以外にも、月々の消費額を把握することで無駄な支出を防ぐための効果的な方法にもなるでしょう。

家計負担について事前に話し合った家族の満足度が高い

株式会社住環境研究所が行った「同居・二世帯の住まいづくりと家計」調査を見てみると、家計負担について事前に話し合った家族は話していない家族に比べて暮らし満足度が高くなっています。(参照データ:「同居・二世帯の住まいづくりと家計」株式会社住環境研究所http://www.sekisuiheim.com/info/press/20130703.html)

同居生活をしながら決めたという家族の満足度は最も低く、話し合いにもタイミングが大切なことが分かります。

世間では、どうやって家計負担を分担しているのかを見てみましょう。当調査では食事代と電気代の分担についてのアンケートです。

・食事代を分担している 全体の70%
このうち、
 ・世帯別に各々負担 44%
 ・子世帯が負担し親世帯から別途費用をもらう 23%
 ・その逆で親世帯が負担し子世帯が別途費用を払う 3%

・電気代を親子で分担している 42%
このうち
 ・世帯別に各々負担している 25%
 ・子世帯が負担し親世帯から別途費用をもらう 14%
 ・親世帯が負担し子世帯が別途費用を払うが3%

なお、食費・電気代ともに親子分担という家族は40%と半分にも及びませんが、同居生活の満足度でみると最も高くなっています

ルールは定期的に見直すことも必要

同居前の早いうちから話し合ってルールを決める方が満足度が高いとはいえ、家計は家族の状況によって常に変動します。

子世帯の家族が増えれば生活費も増えますし、子供の成長とともに食費・水道光熱費などの日常生活費も増大していきます。

親世帯は今は現役でもリタイアして年金収入だけの生活になると消費スタイルも変わるでしょう。夫婦からひとり親世帯へと家族構成が変わることもあります。

このように家族状況の変化があれば、家計負担のルールも当然見直さなければなりません

まとめ

二世帯住宅といっても様々な形式の二世帯住宅や、家族のライフスタイルがあるので、決まったルールはありません。だからこそ、何度も繰り返しますが、同居前の話あいをしっかりしておく事が円滑な家族関係を決めるといえます。

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