訪問看護ステーションの数と訪問看護師の数は増えているのか?

街中で訪問看護ステーションという言葉を目にすることも多くなってきました。地域医療について注目をされてから訪問看護ステーションに注目が集まることも多くなりました。そんな訪問看護ステーションは実際増えてきているのかをここで紹介していきます。はっきり言ってしまうと、訪問看護ステーションは増えてきています。しかし増えてきているからこそ出てきている問題点もあり、決して現状がベストな状態ではありません。

訪問看護ステーションの数自体はとても増えてきているが・・・

訪問看護ステーション自体はとても増えてきています。訪問看護ステーションは2014年には7500ヶ所で業務として行なわれており、数を増やしてきています。特に、2012年からの伸びが大きくなっています。数が増えてきているのはとても良いことであるのですが、同時に、ステーションを廃止してしまう、休止してしまう場所が増えてきている面があります。ステーションを開所している場所が多いからこそ、閉所、廃止している場所が目立ちませんが、ステーションを廃止、休止している場所というのはここ数年で多くってきている傾向があります。

その背景には、「看護師不足」が大きく関係しています。訪問看護ステーションは、小人数の看護師で業務を行なっているケースが多く一人一人の業務負担が多くなりがちです。それゆえに、訪問看護ステーションとして機能できなくなってしまったり、看護師がいなくなってしまうという状況になりがちです。

看護師が増えていかないことには、ステーションが増えても意味がない

訪問看護に関わる看護師の数が少ないので、ステーションがいくら増えても、その将来性というのは決して明るいものではありません。その一方で訪問看護で対応しなければいけない症状、疾病は重度化しており、看護師の負担というのはますます増えていくと考えられています。訪問看護はとても大きな注目を受け、地域医療の要になりえる大変重要な存在ではあるのですが、状況というのは決して良いものではありません。

開所をしてすぐにつぶれてしまうことの大きなデメリット

訪問看護ステーションが新しく開所されて、地域に貢献をしていくことはとても良いですが、すぐにつぶれてしまう場合、それは大きな弊害を残してしまいます。ステーションがつぶれてしまえば、訪問看護を必要としていた人たちは、違う訪問看護ステーションで対応していく必要があります。この移り変わりがスムーズにできるような体制であれば良いのですが、なかなか難しいこともあります。そうなると短期間でも十分なサービスを受けることができない時間ができてしまいます。社会的にも大きな不信感につながりかねません。

ステーションの数が増えていくことはとても良いことなのですが、将来性のあるステーションがしっかりとできていくことがとても大切です。目先のニーズ、利益だけを求めて開所をしてしまえば、将来性は当然なくなります。

人材育成が今のところとても大切になってきている

訪問看護に関わる看護師を育てていくことが、現状ではとても大切になっています。人材が足りていない状況でステーションが増えても意味がないものとなります。看護師の業界自体が、この訪問看護師を増やそうという動きになっている傾向もあります。逆に言うとそれだけ地域医療、訪問看護が大切ということにもなるでしょう。ニーズはとても大きく、それに応えていけるようにしなければいけないのが現状であり、長期的な対策が求められています。

※病院自体も長期入院を少なくしていこうとする傾向があり、十分な医療を在宅で受けられる環境づくりは必須となってきています。

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