プロミス神内英樹さんの相続
消費者金融大手プロミスの創業者一族で、その副社長であった神内英樹さん。神内氏の遺産は非常に大きく、総額はなんと約1578億円、遺族が納めた相続税額は約540億円と莫大な金額でした。遺産額のランキングでは現在もパナソニック創業者の松下幸之助氏、ブリヂストン創業者の石橋幹一郎氏に次ぐ3位をキープしています。また、遺族が納めた相続税額のランキングも上述の石橋氏、松下氏に次ぐ3位です。
この記事ではこの神内英樹さんの相続について紹介します。
消費者金融の歴史を創ってきたプロミス
神内英樹さんが副社長を務めていたプロミス株式会社は、組織の再編等により現在は三井住友フィナンシャルグループの完全子会社であるSMBCコンシューマーファイナンスとなっています。現在も提供サービスのブランド名として「プロミス」の名称は残っています。
プロミス株式会社は1962年3月に関西金融株式会社として設立されて以来、名称変更や組織変更を繰り返しながら消費者金融の歴史を創ってきました。
独自の貸し出し手法や与信システムを生み出していき、また積極的にCMなどで広告を行っていった結果、消費者金融の中ではトップブランドの一つとなりました。創業初期には、プロミスチェックという現在でいうとリボルビングシステムのような新しい金融サービスを考案しました。さらに、消費者金融業界では初となるコンピューターシステムを稼働するなど常に業界に革新をもたらしてきました。
神内英樹さんの遺産の内訳
神内英樹さんは、プロミスの創業者である神内良一さんの長男として香川県高松市で生まれ、2001年4月28日、47歳の若さで肺がんのため東京都新宿区の病院で亡くなりました。
プロミス創業者の長男であり、また副社長でもあったため、死亡時は同社の筆頭株主となっていました。遺産総額1578億円のほとんどはプロミスの株式でした。その年の3月時点で同社発行済株式の15.9%を保有しており、同時点での株価で換算すると1
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