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プロミス神内英樹さんの相続

ニュース・コラム 2016年1月24日 閲覧数:872
消費者金融大手プロミスの創業者一族で、その副社長であった神内英樹さん。神内氏の遺産は非常に大きく、総額はなんと約1578億円、遺族が納めた相続税額は約540億円と莫大な金額でした。遺産額のランキングでは現在もパナソニック創業者の松下幸之助氏、ブリヂストン創業者の石橋幹一郎氏に次ぐ3位をキープしています。また、遺族が納めた相続税額のランキングも上述の石橋氏、松下氏に次ぐ3位です。
この記事ではこの神内英樹さんの相続について紹介します。
 

消費者金融の歴史を創ってきたプロミス

神内英樹さんが副社長を務めていたプロミス株式会社は、組織の再編等により現在は三井住友フィナンシャルグループの完全子会社であるSMBCコンシューマーファイナンスとなっています。現在も提供サービスのブランド名として「プロミス」の名称は残っています。
プロミス株式会社は1962年3月に関西金融株式会社として設立されて以来、名称変更や組織変更を繰り返しながら消費者金融の歴史を創ってきました。
独自の貸し出し手法や与信システムを生み出していき、また積極的にCMなどで広告を行っていった結果、消費者金融の中ではトップブランドの一つとなりました。創業初期には、プロミスチェックという現在でいうとリボルビングシステムのような新しい金融サービスを考案しました。さらに、消費者金融業界では初となるコンピューターシステムを稼働するなど常に業界に革新をもたらしてきました。
 

神内英樹さんの遺産の内訳

神内英樹さんは、プロミスの創業者である神内良一さんの長男として香川県高松市で生まれ、2001年4月28日、47歳の若さで肺がんのため東京都新宿区の病院で亡くなりました。
プロミス創業者の長男であり、また副社長でもあったため、死亡時は同社の筆頭株主となっていました。遺産総額1578億円のほとんどはプロミスの株式でした。その年の3月時点で同社発行済株式の15.9%を保有しており、同時点での株価で換算すると1,700億円を超える計算となります。よく知られている遺産総額を超える金額となります。それだけ保有していた株式の価額が大きかったということです。
相続税の納付額は540億円ということですので、遺族は相続した株式を売却して、その納付に充てたものと思われます。
なお、相続人は妻の由美子さんと息子2人がその遺産を相続しました。
 

現在の相続税法の税率で計算してみると

相続税の計算上、配偶者が相続した財産のうち、法定相続分までの金額については相続税がかからない「配偶者の税額軽減」という制度があります。この制度を最も大きく活用できるように妻の由美子さんが1/2、息子2人が1/4ずつ相続したとして、現在の税率により相続税を計算すると次のような結果になります。
 
課税財産1578億円(基礎控除3000万円+600万円×3人控除後とする)
1.妻の相続分の相続税額 
 法定相続分通り1/2相続したとすると0円
2.息子2人の相続税額
 (1578億円×1/4×55%-7200万円)×2人=432億5100万円
3.合計
 432億5100万円
 
現在の相続税の最高税率は55%ですが、英樹氏の相続が発生した当時の最高税率は70%でした。この相続の後の2003年より相続税の税率は大幅に下げられました。2003年から2014年までの間の相続税の最高税率は50%だったので、もう少し遅いタイミングで相続があれば税額は100億円以上小さくなっていたのではないかと推測できます。
 

上場株式を保有している場合の相続対策

今回の例は極端ですが、上場株式を保有している場合の相続対策としては生前贈与が有効な手段となります。相続税の税率よりも安い税率の範囲内で生前贈与を毎年していくことで相続税の対策となります。上場株式の場合、相場の変動を予測するのは難しいことですが、一般的には株価が下がったときに贈与をすると効果的でしょう。
今回の例では、被相続人が47歳という若さで亡くなっています。病気や事故で突然相続は発生する可能性があります。相続税がかかるほどの財産を保有している場合は、年齢に関わらずなるべく早いうちから生前贈与などにより対策をすることが大切ということです。
 

まとめ

プロミスの元副社長、神内英樹さんの相続を紹介しました。プロミスという消費者金融でもトップグループの創業者一族ということでやはり、財産のほとんどはその保有する株式でした。保有する株式について生前贈与を利用して妻や息子に分散していれば、もう少し小さい金額で相続税の納付は済んでいたかもしれません。また、今回の例のように若くして亡くなってしまう方もいることは事実です。年齢に関係なく、相続対策は早いうちからしておくことが大切です。
 
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